越前「美濃俣丸」
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上=美濃俣丸をバックに(912mピークにて)  下=三周ヶ岳
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 例会の計画、昨年11月だった。長期の予報は暖冬で、3月はじめでもOKと読んだ。しかし、冬将軍の到来が続き平年以上の積雪量である。
 広野ダムの管理棟に到着するも、ダムの周回道路は1m余りの積雪のため登山口まで入れない。美濃俣丸の登頂は断念せざるを得なかった。
 6日は午前8時過ぎに管理棟を出発。鈴谷入口は9時23分だが、10名ほどの分水嶺調査をする先行隊がいるとの情報を得て、踏み跡をたどることにする。鈴谷林道をしばらく歩き尾根に取り付くと、土石流対策の工事用林道に出る。そして、912mピークへの急峻な北北西尾根を直登した。気温が上がり雪が緩んで、木を掴んだりピッケルを支えに膝までのラッセルをして登って行く。斜面が少し緩くなり展望が開けてきたので、12時過ぎの昼食とする。コブに着いて、立派な山容が912mピークとわかる。美濃俣丸より降りてきたパーティに周辺の説明を問う。「俣丸から黒壁が見えます。笹ヶ峰の隣は通称ロボットと呼んでいます。俣丸は双耳峰です。」……あれは日野山、こちらは上谷、そして三周ヶ岳と聞く。どれも、越前の名のある山だそうだ。「お気をつけて……」福井山岳会と別れた。
 周囲の展望を楽しんで、我々はピークから踏み跡のない西尾根をたどって鈴谷入口へと向かった。細いけれど素晴らしいブナ林の中を、20〜30cmくらいジワーッと沈む感触に、たまらない快感を覚えて下りて行った。午後3時過ぎ、無事林道へ降りて管理棟へ向かった。1月の行市山に続き、最高の登山日和だった。

・日程=3月5日(土)〜6日(日)
・参加者=6名
・リーダー:児島君美
・コース=広野ダム〜鈴谷川林道〜北北西尾根〜912mピーク〜西尾根〜鈴谷入口〜広野ダム
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