飛騨「猿ケ馬場山」
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上=P1の尾根筋より白山
左下=猿ケ馬場山頂上、右下=籾糠山
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 猿ケ馬場山(300名山)登頂は、残雪時にしか入れない藪山なのだが、最近籾糠山から 尾根通しで笹薮が切り開かれ夏道で登頂ができるようになった。
 籾糠山山頂わきに、ロープが張られた侵入禁止の看板を越えていくのが入り口である。急な下りを木や枝に掴りながら鞍部に出て、しばらく平坦地を辿るとスミ子平(標識)に着く。
 テープを頼りに、尾根筋を南東から南西に方向転換して、開けた痩せ尾根から1720mピークを越える。倒木を跨ぎ笹薮を掻き分けて、「もしもしジャンクション」の標識がある1818mピークに着く。ここから90度北西に転じ、一旦下って広い尾根の登りとなる。テープが見つけにくいが、ひと登りしてピーク1(1105m)に辿り着けば緩やかになり、樹間越しに白山を眺めながら進むと開けた台地着く。その奥まったところにあるシラビソの木に「猿ケ馬場山1875m」の標識が括りつけてあった。三角点方面は深い笹薮に遮られている。切り開きはここまで。北ア方面の眺望は良いが、白山は木立で見えない。

・日程=6月11日(土)〜12日(日)
・参加者=6名
・リーダー=千田博之
・コース=天生峠(5:45〜6:15)〜天生湿原〜分岐(7:25〜8:10)〜籾糠山(8:30〜8:40)〜スミ子平〜1720mピーク
 (9:10)〜1818mピーク(10:15)〜P1(1105m)〜猿ケ馬場山(11:35〜12:25)〜籾糠山(14:50)〜天生峠(16:45)
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 坂本記者の特派員報告!
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 一年の内の最良の日に、登山できた喜びに震えたわ。天生湿原には、ミズバショウ・リュウキンカが咲いていて、初夏の風情がいっぱい。高層湿原植物群落地として天然記念物に指定されているので、一年を通して美しい風景が見られることでしょう。
 カツラやブナの巨樹の間を抜け、視界いっぱいに広がる新緑の原生林、足元にはサンカヨウ・イチリンソウ・ツバメオモト・キクサキイチゲが咲き誇り、分岐からはオオカメニキ・ハクサンシャクナゲ・ムラサキヤシオが登場し、籾糠山までの道のりはまさに夢見心地。2時間30分、拍手喝采の春の山舞台でした。籾糠山の頂上からは、御嶽山・乗鞍岳・北アルプスが一望。「あ〜ぁ、お天気の日の登山はエエわ〜」と感動。
 猿ヶ馬場山は残雪期にしか登頂のチャンスがなかったが、近年はうすい踏み跡を辿ってヤブ漕ぎで登れるらしいということ事で、私たちは未開地に挑む開拓者の心意気で登ってきました。「山での苦労は買ってでもせよ」は最近の私の座右の銘ですが、ビンゴ!!! ヤブコギの労苦に耐え難きを耐え、忍びがたきを忍んで登った甲斐がありました。
 絶景の北アルプスを眺めながら、キーンと冷えたビールの美味なことといったら! 山良し、天気良し、メンバー良し、加えてヤブ良し? よ(笑)。
 シアワセな山旅でした。例会報告の詳細は会報No.492に掲載。
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