飛騨「栗ヶ岳(山スキー)」
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左上 谷を詰め二基目鉄塔に出る、右上 ブナ林の登高
左中 山頂までの美しい稜線、右中 山頂
下 いよいよ滑降開始
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 東海北陸自動車道終点の清見I.C.から小鳥川沿いを走り、大谷の集落に到着。林道が除雪されてなかったので民家の前ではあったが駐車し、テントを張らせてもらった。
 車の横からシールで歩き始める。森茂川沿いの林道は雑木林に囲まれてとてもよい雰囲気だが、対岸の広い範囲で雪崩ていて、その断面が1m以上の深さがあり恐ろしかった。森茂峠から二基目の鉄塔(1295m)めざして谷を詰める。斜度は適度で、ルート取りに悩むことなくスッキリとピークに立つことができた。曇り空で遠望は得られなかったが、猪臥山が大きく綺麗に望めた。わずかの登りで三基目の鉄塔のある稜線に乗る。稜線は山並みのように続き、めざす栗ヶ岳は遥か遠く特定できないほどだった。カラマツや大きなブナ林のたおやかな稜線は、期待していた以上に美しく爽快だった。雪はよく締まって歩きやすい。1614mピークからの無木立の稜線は、登頂のラストを飾るのに相応しい綺麗なラインで栗ヶ岳に続いていた。山頂に到着。素晴らしい眺望に感歎の声を上げた。昨年登った御前岳と前衛からの長い尾根、その向こうには真っ白な白山、一昨年の猿ヶ馬場山、その先には籾糠山の尖がった山容が目を引く。高曇りで無風。我々だけの静かな山頂だった。
 見晴らしのよい稜線を、100mも下ると雪は緩み始めていた。稜線で迷うことはないと思っていたが、快適なブナ林に気を取られ、南の尾根に入りかけそうになったが、ほんの少しの戻りで事なきを得た。その先の、三つのピークの緩い登り返しがえらかった。シールを張るほどでもないと思い階段登行でクリアーしたものの、ほとほと疲れ果てた。三基目の鉄塔からやっと滑りになったと思ったら悪雪になっていた。二基目の鉄塔から谷には下りず、尾根にコースを取ったが、木が密集していて生コンの様な腐れ雪に、ほうほうの態で森茂峠に滑り下りた。林道は快適で先ほどの鬱憤を発散してくれた。 (田代 記)

・日 程=3月25日(土)夜〜26日(日)
・参加者=4名
・リーダー=田代妙子/サブリーダー=山崎大造
・コース=大谷車止め(7:10)〜森茂峠(8:30)〜二基目鉄塔(9:00)〜三基目鉄塔(稜線 =9:30)〜1456m(10:30)〜山頂(11:45〜12:35)〜森茂峠(14:30)〜大谷車止め(14:50)
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