西山「ポンポン山」
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ポンポン山山頂
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左=山頂より京都市街  右=山頂より愛宕山を望む
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フクジュソウの群生地
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 週間天気予報では雨のようで心配していたが、当日は降水確率0%の好天となり絶好の登山日和となった。
 JR高槻駅よりバスで終点の川久保で降りる。平日とあって、登山者は我々のグループ以外には4〜5人が終点まで乗ってきただけであった。バス停横の上落合橋を渡り、すぐに左折して谷沿いの道に入る。集落を過ぎると林道記念碑があり、その横には「川久保尾根コース」の取付があるが、今日はまっすぐに進み、川久保渓谷コースへと入っていく。
 約20分で本山寺への道を左に分け、さらに広い林道を進む。この渓谷は「水源の森百選」に選ばれているらしいが、人の手が入り過ぎて自然美とは言い難い。林道歩きにも飽きてくる頃、直進の道をはずれ、左折して細い沢沿いの道を登る。
 山道へ入る手前の広場で大休止。ここからは細い山道となる。沢沿いの細い道であるが、木の階段や土嚢で道は整備されており、不安を感じるような場所はない。次第に高度を上げ、沢が涸れだすと稜線は近い。
 最後の上り道はショートカットして急登を登る。整備された登山道に飛び出した目の前の道標には、ポンポン山まで100mと記されている。ほとんど山頂直下に出てきたことになる。
 山頂には子供たちがワイワイ、ガヤガヤと騒がしいので、食事はもう少し先でとることにする。京都市街や遠く愛宕山が、晴天のもとクッキリとよく見える。展望を楽しんだところで先へと進む。
 西尾根を進み「リョウブの丘」と呼ばれる広くて静かな場所で昼食タイムとする。風は強いものの日差しが暖かくて気持ちが良い。
 ここからは更に西尾根を辿り「福寿草群生地」に向かう。暖冬のため心配していたが、まだ何とか花が残っていたようだ。監視員に立入届書を提出後、春を告げる花「フクジュソウ」をゆっくりと楽しむ。今日の行程は、ここから竈ヶ谷を通り森の案内所へ向かうコースを取る。
 人が少なく、荒れて自然がたっぷり残っている谷筋の渡渉を限りなく繰り返しながら下流を目指す。出灰川との出合いに近づくにつれて「キツネノカミソリ」の新芽が目立ち始める。7月末から8月にかけて、オレンジ色の花が美しいそうだ。
 広い林道に合流すれば森の案内所はもうすぐだ。今日は休館のようだが、広いテラスを独占してお茶の時間とする。まだまだ歩かなければならないが、ゆっくりと紅茶と自然を楽しむ。
 案内所からは舗装路を横ぎり、小塩山登山道との合流点をめざす。沢に沿って少しずつ高度を上げていく。通称「カタクリの谷」では約一ヶ月後には咲くであろうカタクリの葉を探しながら歩く。小塩山登山道の一つである天皇陵道に出合い、そこからは大原野に向けて下山する。
 下りた所にある正法寺では、少し遅めではあるが梅の花が我々の目を楽しませてくれた。何だか少し得をしたような気持ちで南春日バス停へと向かう。タイミングよく来たバスに乗り込み帰路につく。(今村 記)

・日 程=3月12日
・参加者=16名
・リーダー=今村克美
・コース=川久保(9:40)〜林道終点(10:40)〜ポンポン山(11:10)〜リョウブの丘(11:30〜12:05)〜
     森の案内所(13:20〜13:50)〜南春日バス停(15:20)
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