伊那「戸倉山ほか」
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 坂本記者の特派員報告!
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 特派員復活後、第二弾目の報告は伊那富士と呼ばれる「戸倉山」からです。過去の山行記録を調べてみると、なんと〜、今から7年前の7月に日帰りマイカー山行をしているではありませんか! 「マムシに出くわした……」と記しているのですが、何も覚えていません(^−^)。サカモトの場合、山登りはいつも、そしていつでも「初体験」なのです(笑)。
 前回は「龍東遊歩道」というコースを歩きましたが、今回は戸倉山キャンプ場の登山口から。カラマツの雑木林の中、ジグザグに登っていくとダケカンバやコナラに混じってシラカバが目に飛び込んできて、「あぁ〜、信州!」の感動。関西人にとって、「シラカバという樹木がある風景」は何か特別の感慨が湧いてきますねぇ〜。空気感、空間感覚が高揚するちゅうか〜。樹間を縫って吹き抜ける風も特別の爽やかさで感激しちゃいます。「ミツバツツジの保護区」、昔、村人が芝刈りに登った時、馬を繋ぎ止めたという「馬止めの松」、「天狗伝説の岩」などを経て「金明水」の水場。乾いたのどごしと汗びっしょりのカラダに甘露の味わい。セミが賑やかに鳴いている。雲が流れて明るい陽射しが射すなか、再びシラカバ・アカマツ・シナノキ・リョウブなどの豊かな樹相の主尾根を行きます。急坂になったり穏やかになったりのアップダウンを繰り返して、西の峰、一等三角点の「戸倉山(1680m)」の山頂。約2時間の行程でした。お天気は好いが展望は悪く、中央アルプスも南アルプスもうっすらとしたシルエットのみ。残念………。「約5分」の標識に導かれて東峰に移動。諸病平癒を祈願した「十蔵薬師如来」が鎮座された、立派な標識の前で記念写真を撮りました。雨が降ろうが展望が悪かろうが、皆さん、ニコニコ(^−^)のいい笑顔をされていましたよ〜。
 往路を戻る。いつもながら「本当にこんな急坂を登ってきたのかぁ〜?」の不思議の下山路。上から目線で眺めるシラカバ・アカマツ・、カラマツなどの雑木林はまた格別の趣がありました。
 こんな山奥の、しかも標高の高い立地の民宿は初めてです。「戸倉山」より高いんじゃないですか? 長野県下伊那郡大鹿村大字大河原2088の「美野鹿(みやが)」という民宿は、窓を開けると「聖岳」の堂々の威容が眺められます。また恐らく全品が自給自足の食材で作ったと思われる家庭料理が頂けます。岩魚のニンニクのタレ漬けが絶品。焼酎はタダです、お好きなだけ呑んで下さいという太っ腹サービスに、盛り上がらない訳がない! 楽しかったスッ!
 二日目。実はサカモト、この「尾高山」も7年前の9月に登っていました〜。記録によると「藤井リーダーの伊那シリーズ4回の三回目を終える」とあります。しらびそ峠から見る南アルプスの山座同定の話題についていけなかったと愚痴っていたり。晴天だったんだぁ〜。  本日は生憎、曇り空のしらびそ峠。ササに覆われた穏やかなカラマツ林の中を行く。進むにつれて、トウヒ・ツガ・ダケカンバ・シラカバ・ナナカマドなどの、太古の森を彷彿させる苔むした原生林が現われ、あぁ〜、美しい〜、見事な光景〜と、ため息の感嘆符。地図上の2089mの前尾高山を越えると、今度はシラビソの原生林が現われます。苔むした倒木、オブジェのような立ち枯木に、林床を覆うシダの瑞みずしい青さが何とも言えない美しさです。悠久の時の流れの中で垣間見る自然の営みの厳しさとおおらかさ。景観に見とれ、訪れた満足感にしびれながら、さまよい歩くがごとく右に左にアップにダウンに導かれていくと、2212mの「尾高山」に達しました。稜線をすこし先へたどり、開けた斜面でランチタイム。民宿のお手製弁当のおにぎり3個をペロリと平らげ、相変わらずの「育ち盛り」をアピールするサカモトでした(笑)。
 お天気が良くなってきて、下山路、塩見岳が眼前に望める幸運がありました。圧巻の大きさ、驚愕の高さに、胸キュン^^でした〜。
・日 程=6月13日〜14日
・参加者=10名
・リーダー=千田博之
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