湖北「呉枯ノ峰」
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左=登山口にある神社の紅葉  右=呉枯ノ峰山頂で
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ブナ林の中を行く
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菅山寺
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 呉枯ノ峰は「くれこのみね」と読んでいたが、「くれかれのみね」と言うらしい。標高531.9m一等三角点である。国土地理院で記載漏れがあったそうで、不遇の一等三角点と言われているそうだ。
 JR木ノ本駅からアプローチが短いのがよい。田上山登山口にある神社の紅葉がとても綺麗だった。途中に上宮跡と意冨布良神社跡の石碑がある。どんな建物があったのだろうか、一服するのによい雰囲気であった。ほどなく323m田上山城跡に着く。「1583年賤ヶ岳合戦で羽柴秀長軍一万五千人が陣どった本陣」と標識に書いてあったが、低い田上山は人で溢れていたのではないかと想像する。
 登山道脇に冬苺がたくさん生っていた。甘くて美味しかった。もみじは鮮やかな赤いものから、グラデーションに変化したものもあり、美しさに眼を見張った。稜線に出て少し南に行くと、見晴らしも特徴もない呉枯ノ峰山頂であった。記念撮影だけして、菅山寺をめざした。この稜線も紅葉が鮮やかだった。紅葉に見とれて、低い枯れ木に生るナメコをうっかり見過ごすところであった。綺麗で大きなナメコがこんなに沢山生っているのを初めて見た。菅山寺へ下る分岐で昼食とした。琵琶湖と山本山から賤ヶ岳の稜線が見渡せる、気持ち良い場所だった。
 フカフカの落葉を踏みしめて菅山寺へ向かった。林がとても美しかった。寺は深い林に覆われ苔むして、荒廃して寂しさが漂っていた。池には錦鯉が泳いでいた。菅原道真公が植えられた2本の大ケヤキは、何度見ても感動する。幹周り6.2mと5.8m、樹高15mと20m、樹齢1000年余(伝承)とか。1本が枯れてきているのが残念だ。
 分岐まで登り返し、坂口へと下った。余呉バスの坂口バス停に着いたのは、時刻表13時49分の1分後であった。少しは遅れるだろうと10分待ったが、来ないのでJR木ノ本駅まで歩いた。
 天気予報の昼から雨を覚悟していたが、降り出したのは列車に乗って間もなくだった。紅葉たっぷりの山行だった。(田代 記)

・日 程=11月22日
・コース=JR木ノ本駅(9:30)〜登山口(神社=9:40)〜田上山(10:20)〜呉枯ノ峰(11:20)〜分岐(11:50〜12:25)〜
     菅山寺(12:40〜13:15)〜分岐(13:30)〜坂口(13:50)(14:00)〜JR木ノ本駅(14:30)
・リーダー=田代妙子
・参加者=6名
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