伯耆「舟上山ほか」(ぶなクラブ主催)
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 坂本記者の特派員報告!
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 7月10日、ぶなクラブ主催のブナを愛でる例会は今回で13回目。皆勤賞並みのメンバーもいれば今回初参加のメンバーも。ぶなクラブ御用達の京都バスのマイクロバスに21人が乗り込んで賑やかに出発した。
 11:30、仏ヶ仙登山口に到着。梅雨時特有のどんよりした天候に蒸し蒸し感の不快指数の中、急こう配を登る。トレーニング不足と「胸やけ」の体調不良もあって大汗をかきながらノロノロ歩きのサカモト。中央分水嶺の山で一等三角点「本点」の山ということで有名な山頂(743m)には40分足らずで到達した。ササユリがお出迎えしてくれたが、サカモト、全く食欲がない(!)という超珍しいランチタイム。皆さんの食べっぷりの良さと元気ハツラツぶりが羨ましかったです(笑)〜。往路を戻った。
 中国地方の自然を知らない人は、この地に豊かなブナの森があることを意外に思うかもしれない。舟上山は、伯耆大山や比婆山に勝るとも劣らない美しいブナ林が残されている。山登りだけでなく、自然散策やハイキングコースも整備されている。そうしたなかの「滝巡りコース」を歩くため車移動。
 15:15、東坂登山口から入る。広くて解放的な草原状の台座の上にドド〜ンと断崖絶壁の屏風岩が眺められる。スゴイ迫力だ。滑りやすい坂道を登り詰め、横手道の標識を左に進んで、山腹一帯を形成する軍艦のような天然の城塞の下を歩く。険しく滑りやすいユリ道を行くと、真正面に向かって左側に雄滝、右側に雌滝が見えてくる。さらに進むとやがて雌滝に行きついた。柱状節理の溶岩壁から視界に捉えられないほどの滝の流れ。飛沫の清涼感とアッパレな景観に胸がすく思いだった。往路を戻り正面道から降りた。
・コース=仏ヶ仙登山口(11:40)〜仏ヶ仙(12:15〜13:10)〜登山(14:00)〜東坂登山口(15:15)〜
     雌滝(16:00)〜登山口(16:40)(「県立船上山少年自然の家」=宿泊)

 7月11日、夜半からず〜と雨が降っていたが、朝になっても降りやまない。
 8:00、登山口に到着。激しい雨脚のなか山道を登っていくが、早くも大きなブナの樹に出会う。古石塔群や寺坊跡などを経て船上神社で雨宿りをしながら朝食。ここからブナの原生林のなかを行き勝田ヶ山山頂まで行く予定であったが、この雨のため予定変更。いたるところがブナ観察のメインストリートである舟上山山頂周辺の、ブナの森の中を彷徨することになった。『ブナ狂い』の私は大喜び。
 その綺麗な立ち姿を愛で、その立派な風格に敬意を払い、その若木をしたがえて威風を誇示する大木の存在感に畏敬の念を抱く。小さな起伏があるものの霧に煙るブナ、雨に濡れるブナ、薄日に射されるブナの原生林に分け入って約4時間の小宇宙の空間。忘れられない至福の時であった。
・コース=舟上山登山口(8:00)〜船上神社前(8:30)〜舟上山(10:18)〜登山口(12:00)
・日 程=7月10日〜11日
・参加者=21名
・リーダー:千田博之
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