布引山地「錫杖ヶ岳」
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稜線から見た錫杖ヶ岳
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左=P.509の登山道   右=福徳寺
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錫杖ヶ岳山頂
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 長閑な山間の無人駅、関西本線「加太駅」で下車したのは私達だけだった。
 名阪国道の下をくぐり、最初の分岐で錫杖ヶ岳登山口と大きな案内が出てくる。その後も案内板に導かれ、迷うことなく登山口に着いた。登山口の駐車場には数台の車が止まっていた。今回出合ったほとんどの人が車で来ているようだった。
 袖之木峠まで、沢沿いの整備された歩きやすい登山道が続いた。峠のベンチで一服。涼しい風にホッとする。伊勢の山々の見晴らしは、天気が良すぎるのか靄がかかって今ひとつだった。
 ここからガラッと雰囲気が変わり、細い稜線歩きになる。途中、ベンチやテーブルのある休憩所が設けられている。山頂に近づくと綱や鎖が備わった岩場の急登になり、意外にあっ気なく山頂に着いた。登山口から山頂直下までは木陰だったが、山頂だけ太陽が燦燦と降り注いでいた。狭い山頂は15名ほどの団体が記念撮影中で、それを待っているだけでクラクラと目眩がするほど暑かった。360度の眺望は精彩なく、早々に記念撮影を済ませ、木陰まで戻って昼食とした。東屋は団体が使用していた(この日は、京田辺市で39.9度の猛暑。暑いはずだった)。
 東屋の前を通り、小雀ノ頭へ向かう。急な下りが続いた。錫杖湖方面に下りる一般道を過ぎると、津警察署「この先危険入るな」の標識があった。登山道は荒れていたが、踏跡は分かった。赤いテープやインクがよく目についた。小雀ノ頭からp.509の手前で、うっかり福徳寺への谷沿いの道に入りかけたが気付き、予定通りp.509へ登った。そこから尾根が複雑になる。赤やピンクのテープが付いているが、何度かGPSでコースを確認しながら福徳寺に着いた。静かな良い道だった。
 そこから関西本線「関駅」までが長かった。鈴鹿川に架かる橋の上から振り返ると錫杖ヶ岳の稜線が美しく見渡せ、大きな満足感に包まれた。(田代 記)

・日 程=9月5日
・コース=加太駅(9:15)〜登山口(10:00)〜袖之木峠(10:30)〜錫杖ヶ岳(11:35〜12:30)〜小雀ノ頭(13:45)〜
     福徳寺(15:20)〜関駅(16:15)
・リーダー=田代妙子
・参加者=3名
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