北山「清滝川自然観察会(京都府山岳連盟自然観察会)」(自然クラブ)
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左=保津川(JR保津峡駅から)  右=地質の説明
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左=シリフカガシ  右=帯状になった松枯れ
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参加者全員
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 涼しい晴天となり、9時半にJR保津峡駅に40人以上集まり、受付で多くの資料を受取る。岳連の自然保護委員長の挨拶のあと、地質担当の委員から専門用語が多いので資料を見ながら保津川や山に露出する岩石の説明を受ける。落合では清滝川との合流付近の 岩壁にある「書物岩」などの説明も受ける。また植物担当の委員から、駅からの道沿いには、日本では8箇所だけしかない「シリブカガシ」の群落や、岩の上の「サツキ」の群落(愛宕山へのサツキ尾根など)、下流にある「アラカシ」の群落の説明を受ける。川沿いのハイキング道は日曜でよい天気なので人出が多い。ときどき説明を受けながら、清滝川から清滝・高雄・栂ノ尾まで歩く。高雄近くでは、幅のある線状の松枯れを見る。
 高雄では神護寺に立ち寄り、歴史担当の委員からお寺の歴史の説明を受け(資料あり)、さらに拝観した金堂内で住職から多数の国宝や、空海(弘法大師)との関係、愛宕神社から高雄付近一帯の古い社寺仏閣の研究を始めているなどの話を拝聴した。また、カワラケ投げの場所は地質的に河岸段丘で、昔は川原で川が流れていたと聞くと興味を感じる。西明寺にも立ち寄り、委員からお寺の歴史の説明を受け、高山寺に関しては駐車場で説明を受けた。盛り沢山の日程で時間をオーバーしたが、有意義な観察会だった。
 お知らせとして、来年の5月の連休に神護寺の多くの国宝が、虫干しで目の前で拝観できるそうです。紅葉の見頃は、今年は11月中旬頃になるそうです。(萩原 記)

・日 程=10月17日
・コース=保津峡駅(9:30)〜落合(10:40)〜清滝(11:30)〜高雄(14:00)〜栂ノ尾(16:20)
・リーダー=萩原孝一/サブリーダー=北川嘉康
・参加者=9名、ほか一般参加者など44名
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