比良「権現山・蓬莱山」
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アラキ峠で最初の休憩
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二つ目のピーク、ホッケ山
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比良大神奥宮の祠(蓬莱山)
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 天気は快方に向かうとのことで、雨の中例会を決行する。前日に気がついたのだが、今年の4月1日より出町柳発朽木行きのバスが平日運休となり、急遽JRで堅田まで行き、江若バスで登山口である平へと向かう。
 バス停より傘をさして国道を少し戻る。花折峠への広い舗装路を進み、途中にあるアラキ峠への道標に従って山道へと入る。谷に沿った道は、以前通ったときヒルに襲撃された道であり、今日も雨の中、注意しながら登っていく。
 谷を詰めたところがアラキ峠だ。ここを左折し、次第に傾斜が増す道をジグザグに進む。雨は依然として止まず、木の根で滑らないように気をつけながら登りきると傾斜が緩み、権現山山頂に着く。生憎の雨天で展望はなく、風が強いので早々に先へと進む。
 ここからは、天気が良ければ快適な稜線歩きとなるはずだったが、展望は得られず、ただ黙々と歩くのみである。小さなアップダウンを繰り返し、残雪がところどころに見え出す。ピークに向かって一気に登りきるとホッケ山山頂だ。とくに何もなく、寒さに耐えきれず先へと進む。
 この辺りから登山道にも雪が残り慎重に進む。地蔵尊が鎮座している広場を通り過ぎると、雪に埋まった小女郎谷が前方に現れる。峠から小女郎池に寄り道をする。池は凍結しておらず、雲が立ち込めて神秘的な様相を見せてくれる。
 峠に戻ると、小女郎谷からの登山者と出会う。雨のなか我々も物好きだが同じような人もいるものだ。ここから蓬莱山頂までは辛抱強く登っていく。
 スキー場の最高部に到着すると、ゲレンデは真っ白。三角点にタッチして、すぐ下にある比良大神奥宮の祠を拝借して寒さを避ける。外では風が唸り、ミゾレ混じりの雨となっている。外の寒さとは対照的に祠内は広くて暖かい。ここでゆっくり食事タイム。外では5分もいられないが、ここは別天地だ。
 下山は、ゲレンデ右端を通って中ほどから山道へと入る。ゲレンデは芝生と雪で滑りやすく、尻スキー(?)をしながら下る。蓬莱駅への下山路に入ると積雪が多く、ヒザ上まで沈みながらラッセルして歩く。すぐに雪融け水の道となり、林道まで一気に下る。駅までの長い道では、桜・シャクナゲ・椿などの花が目を楽しませてくれた。(今村 記)

・日 程=4月20日
・コース=平(9:30)〜アラキ峠(10:10)〜権現山(10:45)〜ホッケ山(11:15)〜小女郎池(11:40)〜
     蓬莱山(12:15〜12:55)〜金比羅峠(13:20)〜林道(13:50)〜蓬莱駅(15:15)
・リーダー=今村克美
・参加者=10名
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