山城「醍醐山・音羽山」
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左=牛尾観音の参道  右=パノラマ台から琵琶湖近江大橋を望む
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京都市内と西山・東山(音羽山から)
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音羽山山頂記念撮影
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 4月の第2日曜は豊太閤花見行列と決まっているそうで、醍醐は大勢の観光客や花見客でにぎわっていた。今年は開花が遅れて、新聞によると三分咲きであった。少しは立ち止まって桜を愛でるつもりでいたが、人混みが嫌で(皆さんも)、サッサと通り抜けてしまった。女人堂から上醍醐に登りたかったのだが、入山料がかかるので横嶺峠に出ることにした。途中で横道に入り、醍醐山(454m)を踏んで横嶺峠に着いた。聞くところによると、以前は峠から入山できないように有刺鉄線が張り巡らされていたらしい。現在は「こちらから醍醐寺・上醍醐へのご入山はできません。登山口(下醍醐・女人堂)からご入山下さい」と立看板があった。なぜ駄目なのか、理由は書いてなかった。
 しばらくアスファルト道が続く。途中、京都市内がよく見えた。登山道に入り、高塚山への分岐を過ぎると小さな沢沿いの下り道になる。茶色の小さな蝶々が絡むように舞っていた。テング蝶と言って、越冬して春一番に飛ぶ蝶だとKさんが教えてくれた。沢沿いに綺麗な黄緑色をした山繭が木にぶら下がっていた。この繭で昔は高貴な方の着物が作られていたという。この綺麗な繭が成長すると蝶ではなく、大きな蛾になるらしい。これもKさんの受け売りである。
 前回間違えたのは、分岐より少し手前で横道に入ってしまい、谷が一本違っていたからであった。
 桜の馬場は桜の蕾も硬く、とくに何もない所だった。10分ほどの急坂を登り、牛尾観音で昼食とした。ちょうどお昼時で、多くの登山者で賑わっていた。牛尾観音の霊水「金生水」が湧くところは、蛇口が付けられていた。
 牛尾観音から急坂を登り稜線に出た。音羽山へは左に行くが、右へ546mのパノラマ台に立ち寄った。琵琶湖の近江大橋の眺めが綺麗だった。戻り、ひと頑張りで鉄塔の立つ音羽山に着いた。ここからの景色は素晴らしかった。初めて見るこの方角からの京都市内と西山・東山の山並みは、とても新鮮だった。少し右を向くと、琵琶湖方面が見える。稜線にまだ残雪のある蓬莱山がどっしりと大きく見えた。
 醍醐山の暗かった雰囲気が、音羽山でパッと明るくなって、東海自然歩道をルンルンで大谷駅に降った。途中で琵琶湖が大きく眺められる所があった。今日の快晴の青空が映っているような美しい色だった。(田代 記)

・日 程=4月8日
・コース=醍醐駅(9:05)〜三宝院(9:25)〜醍醐山(10:40)〜横嶺峠(10:50)〜桜の馬場(11:55)〜
     牛尾観音(12:05〜12:55)〜パノラマ台(13:30)〜音羽山(13:50)〜大谷駅(15:15)
・リーダー=田代妙子/サブリーダー=加来繁幸・谷口正俊・原田 毅
・参加者=18名
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