飛越国境「高坪山・金剛堂山」
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高坪山山頂
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左=ジンジソウ  右=サンカヨウ
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左=ブナ林を歩く  右=ザゼンソウ
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中金剛遠望
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金剛堂山山頂
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人形山遠望、遠くに白山
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26日
 当初予定していた袴腰山は、林道閉鎖のため急遽予定を変更した。世界遺産=越中五箇山合掌集落のほぼ中ほどに位置する高坪山(1014m)へ、相倉集落の北部林道の車止より歩を進める。
 この林道の両側には、驚くほど沢山の春の花が咲き乱れ、ピンクの花のミヤマカタバミをはじめ、サンカヨウ・ジンジソウ・カタクリ・アズマイチゲ等々が登山道入口まで目を楽しませてくれた。オオカメノキとユキツバキの咲く山道に入り、150mほどの登りで倒木で、けっこう荒れている三等三角点の山頂。朽ちた山名標識を手に持って集合写真を1枚。遠く東方に望まれる明日登る予定の金剛堂山を確認しながら早々に下山。
 H女史が「林道歩きで、こんなに楽しく退屈せず歩けたのは初めて」と言わしめた花いっぱいの林道を、ツクシ・ワラビ・フキノトウの山菜を摘みながらの下山となった。

27日
 今日は利賀(とが)村の金剛堂山山開きの日で、8時からの式典に我々も参列し安全を祈願。青空のもと登山開始。歩き始めてすぐにニリンソウの群生に出会い、うわさに聞いた花の山に今日も期待できそうだ。
 よく踏まれた急な山道をあえぎ登り、尾根に出るとブナ林が現れる。ブナ群生地の標識のあたりには、あちこちにブナの巨木が目立ち空気が冷たく心地よい。1400mあたりより尾根筋には残雪が多くなり、地肌の現れたU字状の登山道は雪解け水が流れ出し歩きづらい。足元にはショウジョウバカマ・イワウチワ・イワカガミ。初めて見るツバメオモトなどが点々と咲き山頂まで続いた。
 一等三角点の山頂は沢山の登山客で賑わい、西にはすぐ前に多くの残雪を抱えた人形山。そして、その後ろには遠くかすんで白山。東には立山・穂高連峰がうっすらと見える。
 1650mの奥金剛まで足を伸ばす予定だったが、時間の都合で同じ標高の中金剛までとする。
 残雪が多い途中の鞍部に小さな水溜り(池には小さすぎた)があり、ザゼンソウが数株ひっそりと咲いていたのが印象的だった。(加来 記)

・日 程=5月26日〜27日
・コース=26日 林道車止(11:40)〜高坪山(14:00)〜林道車止(15:30)
     27日 金剛堂山登山口(8:30)〜山頂(前金剛=11:30)〜中金剛(11:50)〜金剛堂山登口(14:30)
・リーダー=加来繁幸/サブリーダー=今村克美
・参加者=8名
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