湖北「伊吹山(自然クラブ観察会)」
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伊吹山の三角点で
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シシウドの群落
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左=シモツケソウの群落  右=東遊歩道からの山頂
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 猛暑の日が続いて、不安定な日もあったが、今日は予報も快晴で、山も良い条件に恵まれた。京都駅に集合して関ヶ原駅で下車する、大垣始発で夏季限定の登山バスはここで満員になることが多いが、今日は空席もありドライブを楽しむ。10時過ぎに駐車場の山頂バス停に着いてみると、もう大勢の登山者や観光客が山頂へと登っていた。やはり下界より涼しい。今日は夏の花の観察会で、石灰岩の砂利を敷いた西遊歩道から登り始める、立木がほとんどないので、花のある草原や北方向の展望が抜群で、足下から奥美濃へと山並みが続き、遠くは残念だが霞んでいた。歩道の両側に咲くいろいろな花を、写真集を参考にして観察した。西の稜線に出て折り返して花を観ながら大勢の山頂に向かい、一等三角点で集合写真を撮る。ここからの南面の展望も素晴らしいが、琵琶湖も近くのみで霞んでいた、測候所が撤去され広くなった山頂にも、色とりどりの花が観られ、写真には真昼の太陽で条件は良くなかった。山頂の稜線で昼食の大休止をとる。
 前の冬が寒かったので、観察例会を通常より1週間ほど遅らせたのがよく、山頂で誰もが望むシモツケソウのピンクの大群落に会えたことが一番で、満開までが色が濃く鮮やかで素晴らしかった。それ以外にも、黄色のメタカラコウ、立木になりよく目立つ大きなシシウド、紫のクガイソウなど多種類の花が咲いていた。山頂の一部には、匂いの強いイブキジャコウソウやカワラナデシコ、そしてオニユリなど沢山咲くミニお花畑も観られた。下山は東遊歩道の左右に広がるお花畑を、立ち止まり観ながらゆっくり下る。このコースの後半は、一人が通れるほど狭くなり、路には凸凹の石灰岩が露出して、踏まれて金属のような光沢になり滑り易くなっていた。また小さな樹林が点在し、ウグイスとホトトギスの鳴き声の競演も聞かれて、山歩きの楽しさを実感した。予定より早く駐車場のバス停に着いたので、歩いていない中央遊歩道からの観察も考えたが、車の多さを見てバスの混雑も予想され、また花の観察にタイミングよく来られ満足した様子なので、13時30分発のバスに乗車し、JR関ヶ原駅に着き解散した。(萩原 記)

・日 程=8月8日
・コース=関ヶ原駅(9:15)→山頂バス停(10:05)〜伊吹山(11:30)〜山頂バス停(13:30)→関ヶ原駅(14:10)
・リーダー=萩原孝一
・参加者=8名
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