丹波「胎金寺山」
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左=摩気神社  右=口の大杉
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胎金寺山の山頂
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左=奥の大杉  右=高山山頂で
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 園部町西方に位置する、白河天皇も行幸されたとされる由緒ある大社、摩気(まけ)神社を振出しに胎金寺山登山は始まった。神社入り口にかかる園部川の摩気橋は神社も含め、時代劇の撮影によく使われるため、欄干横の交通標識の柱は道路に埋め込まれたパイプに差し込まれていて、撮影時にはすぐに取れ外せるような面白い工夫がしてあった。
 4台の車をしばし駐車させて貰うため、宮司さんに了解を得る。氷雨の振るなか、神社右側の林道より歩き始め、山道に入りしばらくすると、左手の谷を挟んだ対岸に大木、「口の大杉」が現れる。全員で大杉を触れに行くが、真近で見るとその大きさに驚嘆する。口の大杉を離れ、コシアブラ・タカノツメなどの黄葉した落ち葉を踏みしめながら谷筋を歩くと、ほどなく谷は二手に分かれ、左手にもう一本の大杉、「奥の大杉」が現れる。「口の大杉」よりも大きそうだ。こんな巨木が、なぜこの山林に2本だけそれぞれ離れて残されているのか不思議である。杉を離れ、とって返して二手に分かれた右側の道をとり、尾根筋に上り詰めると、すぐに山頂からの尾根に合流。心地よい尾根道を東に行くと山頂。山頂は眺望ゼロだが、綺麗な四等三角点(423.5m)が座り、大きな祠が祀ってあった。今まで降っていた小雨も止み、尾根筋の暖かい陽だまりを見つけて昼食とする。下山開始とともに再び小雨が降り出し、それ以降止むことはなくラッキーな昼のひとときであった。駐車場に帰り、次の高山へ向かう。当初の予定では山頂より穴人(ししうど)に下りるはずだったが、事前に地元森林組合に確認したところ、今はその道はなく荒れ放題とのことだったので取りやめた。また、山頂より南西に延びる尾根歩きも計画したが、雨のなか大人数で歩くのも自信がなく、これも取りやめた。
 今日二座目の高山は、「園部富士」と呼んでもよさそうなピラミダルな容姿が目立つ山。高山に入るための南部の林道には獣よけのゲートがあり、その手前の空き地に車を置く。ゲートを開けて進むと右手に池があり、そのすぐ左手が登山口だったのだが、ある情報を元に林道の終点まで行ってしまい、二手に分かれた谷を情報どおり左手にとったが、結局この情報が大間違い! 踏み跡らしきものは何もなく、雨でぬかるんだ谷筋のヤブ漕ぎを強いられる。予定通り?P.367の北側のコルに突き上げてしまい、雨のなか道なきヤブ尾根を悪戦苦闘。ひと山越して正規のコースに出てホッとする。山頂には三等三角点(372.1m)があり、樹木が刈払われた広々とした場所に、小学校の登山記念の大きなプレートが掲げてあったので、その前で集合写真。地元の摩気小学校の生徒達も毎年登っていると聞いていたので、よく踏まれた道をルンルンで登る予定が、なんと(!)40分ほどで完了するはずの上りに1時間20分の倍の時間が掛かってしまった。下りは踏み跡があったので、元来た道を下らずに北部に走る車道をめざして急な山腹の木々を頼りに無事下山。車道に流れ落ちる水場で汚れた靴を洗い、林道ゲート前の車置き場に急ぐ。安易に未確認の情報を鵜呑みにした今回の山行に反省しきり!

・日 程=12月1日
・コース=摩気神社(10:30)〜御神木(10:50)〜胎金寺山(11:40〜12:20)〜摩気神社(12:50)〜高山登山口(13:10)〜
     稜線出合(14:20)〜高山(14:30)〜車道(15:10)〜登山口(15:30)
・リーダー=加来繁幸/サブリーダー=今村克美・原田 毅
・参加者=21名
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