山城「飯岡丘陵(京都府山岳連盟自然観察会)」
space
space
space
4798_1
space
木津川堤防の露出した岩盤
space
space
space
4798_2
space
天神山遺跡で
space
space
space
4798_3space4798_4
space
左=防賀川の切り下げ西面  右=JR学研都市線のトンネル
space
space
space
 昨年から延期されていた、山岳連盟の府民地質観察会が実施された。今回は天気が予報よりよくなり、天井川を主に観察するためにJR奈良線玉水駅に集合し、受付で立派な資料を受け取る。主催者の挨拶などのあと、全員30数名で出発した。駅の近くにある奈良線トンネル上の玉川堤防に登り、専門の講師から天井川の説明を受ける。この一帯は、昭和28年の豪雨や台風で大きな被害を受けた場所でもある。玉川の堤防は桜と山吹で有名な並木道で、東の上流に進み、「町づくりセンター」の椿坂に着き休息する。この辺りには、国史跡の「棚倉瓦屋」や「宮本水車」があり、その説明を受けて引き返す。並木道の桜はまだちらほら咲きで、玉川大橋を渡った堤防の小公園で昼食を摂る。ここに木津川の「飯岡の渡し」の石碑がある。
 午後は、すぐ近くにある露出した岩盤の説明があり、古くはこの飯岡丘陵の西を木津川が流れていたこともあるらしい。飯岡丘陵へ登り、古墳群を観る。丘陵を下って田圃道や三山木の街中を西に進み、同志社校地内の「天神山竪穴式住居跡」に登り説明を受ける。同志社大学で小休止して、北方の防賀川に着く。山側から東に堤防道を下ると、民家の屋根より高い天井川になる。府道部分で川の切り下げ工事が行われ、昨年の9月頃には天井川は完全に取り除かれているが、まだ工事中である。この先の、水の無い天井川にはまだJR学研都市線のトンネルが見られ、文化・歴史遺産として残されるのか、全て取り除かれるかは判らない。近鉄線付近の取り除き工事は終わっており、近鉄興戸駅近くで解散した。暖かい日になり、いろいろ盛り沢山の観察会だった。参加者の皆さんご苦労さんでした。

・日 程=3月24日
・コース=玉水駅(9:50)〜椿坂(10:40)〜玉水橋堤防北小公園(12:00)〜飯岡丘陵(13:00)〜天神山遺跡(14:20)〜
     同志社大学前(14:00)〜防賀川(15:10)〜興戸駅15:40)
・リーダー=萩原孝一/サブリーダー=北川嘉康
・参加者=6名(ほか25名)
space

space
space
「最近の活動」ページへ戻る
space
space
space
contents
space
to_top
space