北山「八丁平〜花背(鯖街道2)」
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左=オグロ峠の分岐  右=出町商店街口
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広々とした八丁平
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花背峠に到着
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 昨年4月に、鯖街道針畑越(小浜〜葛川梅ノ木)の前半を終了して、昨秋に後半を予定したが台風の影響で久多の民宿で沈没。今回3回目の正直となった。京都市左京区久多からのスタートだが、交通機関がないのでタクシーでスタート地点入りとした(因みに、タクシー料金はMKタクシー小型、メーター走行約6,000円/台程度)。
 久多下ノ町郵便局前((自然環境活用センター)が鯖街道の取付口である。出町柳まで約34kmを歩き通せるかどうかだ。快晴に恵まれ、道中を楽しみながら巡って行けそうである。山裾に延びる林道を辿り、谷間に入るとオグロ谷で上流へ林道は続いている。手入れの行き届いた杉林が見事である。緩やかな林道歩きも30分ほどで左山腹に取付く山道へ踏み入る。標識がオグロ峠・八丁平・峰床山・鯖街道を指している。緩やかなつづら折れの歩きやすい山道が続いている。荷を担ぐ人達にやさしいようになっているのだろう。植林帯から二次林に入ると景観もよくなり、峰床山の稜線が目の高さになればオグロ峠は近い。山肌に白く花をつけるのはタムシバで山の上は早春なのだ。峠は鎌倉山から坊村・峰床山・八丁平への交差点で大きく開けている。標高は900mで、行程中の最高点で登りの難所はクリアーした。広い八丁平を突き切る道は平坦で、雪解け後の早春の息吹を感じ身も心も爽やかさである。分岐が多く標識も完備されているが、我々が向かうのは鯖街道で二ノ谷大原尾越方面である。林道伝いから左側、杉林道への分岐を見逃さないように注意したい。杉林道をしばらく行くとV字谷へ急斜面をつづら折れで下り終え、木道歩きの先が二ノ谷で舗装林道に出る。大原尾越集落を通り過ぎ大見集落に着く。三叉路の角にお地蔵さんが祀られてあった。標識にも花背地区の名が出てきて滝谷山に通じる大見尾根の林道を進む。しばらくは谷沿いの荒れた石ころの歩き難い道を行くが、谷から離れると林道もよくなり緩やかな尾根道が続く。滝谷山(別所山)の取付点の標識を確認し、花背峠からのバス時間が気になるので登頂を断念して先を急ぐ。立派な林道を更に進み、杉ノ峠から花背峠に向かうと突如に花背峠のシンボルである赤い鉄塔が目の前に出現した。花背峠14:45着 (出町柳行のバス=15:08)。ここで一次解散をしたが、全員叡電鞍馬駅まで足を伸ばすことになった。約6kmある1時間半の行程を、往来の多い急坂の車道歩きで(歩道なんぞない)車の運転手の腕を信じ車道の縁を慎重に下る。観光客で賑わう叡電鞍馬駅に無事到着。お疲れさま! ここで二次解散する。3人の方がそれぞれの都合で電車帰宅される。なお8人は、最終の出町までめざす。久多から約23kmを踏破し、出町まで約11kmほどだ。電車帰宅の方と分かれ、叡電沿いの交通量の多い鞍馬街道を二ノ瀬・市原へ。精華大から叡電と別れ、深泥池を左に見て北山通りに着くころ、とっぷり日が暮れた。あとわずかだが、疲れた重い足運びがもどかしい。出町商店街前にある鯖街道のプレートが埋め込まれているのを確認し、加茂大橋西詰めにある鯖街道口の石柱にタッチして、鯖街道針畑越約72kmを1年がかりとなったが2回で踏破し終えた。みなさんの頑張りに敬意を表し、おおいに称えたい。(北川 記)

・日 程=4月13日
・コース=久多自然環境活用センター前(8:25)〜オグロ峠(10:10〜10:20)〜八丁平(10:30)〜林道分岐(11:25〜11:45)〜
     大見(12:50)〜滝谷山取付点(14:05)〜杉ノ峠(14:25)〜花背峠(14:45〜15:00)〜
     叡電鞍馬駅(16:20〜16:40)〜出町柳(19:00ゴール)
・リーダー=北川嘉康/サブリーダー= 中西伸二
・参加者=11名
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