北山「皆子山」 
space
space
space
space
 坂本記者の特派員報告!
space
space
4816_1space4816_2
space
space
space
4816_3
space
space
 予定されていた土曜日が終日雨との予報で、翌日の日曜日に変更して実施された「50周年記念山行」の皆子山。リーダーがいうには、「4名減って3名追加があった」。14人が出町柳に集合した。劇的な天候回復のせいか、京都バスの乗り場は登山者で溢れかえっていて、臨時バス2台がでてもギュウギュウ詰めの満員御礼の盛況であった。車窓からは新緑が眩しい山肌にフジの花が満開の光景を眺め、バスを降りて林道を詰める途中にはなんと八重桜が満開。この日をおいて他にない絶好の登山日和を味方にして、丸太の橋を渡って寺谷に入る。
 安曇川源流の山だけあって、豊富な水量に透明度抜群の谷を詰めていく。右に左に渡渉し、スギの植林帯の急坂を登り詰める。苔生した渓相も美しいが、谷筋を吹き抜ける風の心地よさがたまらない。「5月の薫風」とはよく言ったものだ。風にも得も言われぬ香しい薫があるのだ。5月の晴天の日に山登りに来た者しか味わえないシアワセを実感する。森林浴もここまでで、やがて崖崩れのような荒れた傾斜が現れ、踏み跡のない悪路の急登を繰り返す。木々で見通しのない厳しい急坂を登り切ると、道標のある分岐点に出た。雑木林の尾根をわずかに登ると、そこが皆子山(971.5m)の頂上であった。京都府の最高峰から、比叡山・ナッチョ・天ヶ岳、武奈ヶ岳などの比良山系の全方位の眺望に歓声が上がる。来週予定の故谷口氏追悼登山の「森山岳(通称)」も指呼の間の距離だ。彼が生きていれば必ず参加したであろう山頂からご冥福を祈った。雲ひとつない真っ青な空にポカポカの日差しを受けて、四囲の山を眺めながら至福の昼食タイム。昼にヒルの存在に怯えながらも被害に遭わなかったヒル談義。時間制限のないたっぷりの休憩に和んだ。
 東尾根を下った。往路の激しい登りとは一変した雑木林の穏やかな下山路。何回も休憩をとっては談笑し、京都バスの時刻に合わせた。
・日 程=5月12日
・参加者=14名
・リーダー=吉見久子/サブリーダー=原田 穀
・コース=平(8:58)〜登山口(9:30)〜寺谷〜皆子山(11:20〜12:30)〜東尾根〜平(14:20)
space
space
space

space
space
「最近の活動」ページへ戻る
space
space
space
contents
space
to_top
space