台高「迷岳」
space
space
space
space
 坂本記者の特派員報告!
space
space
space
4823_1space4823_2
space
左=バイケイソウとの尾根にでる  右=桃ノ木平付近のU字状地形
space
space
space
4823_3
space
シロヤシオ
space
space
space
4823_4
space
迷岳頂上
space
 リーダーは今回が3回目。サカモトも実は2回目で、前回は2003年10月にホテルスメールから飯盛山を経ての尾根道コースを辿っている。ヤセ尾根の岩場を激しく急登したが、「1078mのコルから頂上までのブナ林が素晴らしかった」と、山行日記に記している。以来、新緑の頃の再訪を願っていた。
 14名が車3台に便乗して、シャクナゲやシロヤシオの花を求めて台高の人気の山をめざした。ヤチ山谷林道の終点まで入るはずが、道が荒れていて途中下車。広い道幅の林道を登山口までウォーミングアップのつもりで歩く。新緑の森の中に群生するタニウツギの白い花が眩しい。林道終点の広い駐車場がある登山口に着いて、いよいよの登山開始が既に1時前。伐採された斜面のガレ場を登っていく。夏山かのようにタップリの汗をかいて尾根を登り切ると、北側の視界がパァ〜と開けて、三峰山地の山々が横一列に並んでいるのが指呼された。カッコウが鳴き、五月晴れの青空に五月の薫風を受け、ヤマツツジが満開の1194mのピークを越え、たおやかな尾根を辿っていくと口迷岳(1224m)に導かれた。フカフカの落ち葉が具合のよいクッションとなり、ブナやカエデの綺麗な樹林に囲まれた絶好のロケーションで遅いランチタイムとした。
 緩やかな起伏を超えて下っていくと桃ノ木平に至る。ブナやヒメシャラの樹林に混じってシロヤシオの白い花を見つけ歓声が起こる。なんと上品な花だろう〜。カメラを向けて接写を狙うが風が邪魔をしてピントが定まらない。この辺りのU地状地形の凛とした自然林の美しさが、レピーターを呼ぶ魅力なのだろう。秋良し、また春も良しの名山のハイライト場面だと思う。次第に傾斜の増す山道を行くと、迷い山の名のとおり二重山稜の複雑な地形が現れる。北側のヤセ尾根を辿ると、二等三角点の「迷岳・1309m」の頂上であった。二度目の三角点タッチは感無量の面持ち。ガスがかかって展望はないが、周囲のブナやカエデの雑木林が幻想的で、我々だけの静寂の空間が広がっていた。歓喜の記念写真を撮った後、往路を慎重に下った。
 「奥伊勢フォレストピア」の温泉で疲れたカラダを癒した。26日はフロの日とかで、通常600円の入湯料が半額の300円に。70歳以上は更に100円引となり、何人もの人が敬老料金の恩恵に与った。
・日 程=5月26日
・参加者=14名
・リーダー=岡本 登
・コース=駐車場所(11:10)〜登山口(11:50)〜林道山道分(12:20)〜口迷岳(13:10〜13:45)〜
     迷岳(14:40〜14:50)〜口迷岳(15:35)〜登山口(16:30)〜駐車場所(17:10)
space
space
space

space
space
「最近の活動」ページへ戻る
space
space
space
contents
space
to_top
space