奥美濃「舟伏山」
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 坂本記者の特派員報告!
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上=舟伏山山頂で  下=明るい雑木林を行く
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 先週の台風18号接近のため、この日に順延して実施された。朝から晴天が約束された登山日和で、今日に変更して大正解である。リーダーは今回が三度目。私は2002年5月に一度登っている。登山日記を見ると「雨に洗われた新緑が眩しく、山頂からは真向かいに能郷白山の雪を被った美しい山容が見渡せ遠くまで来た甲斐があった。カタクリは終わっていたがニリンソウ、スミレが満開……」とある。さてあれから11年後、台風一過の秋の舟伏山は如何に。
 記憶喪失か、はたまた認知症か。登山道入口に立っても地蔵様を祀った桜峠に立っても、何も覚えていないサカモト。桜の古木の周辺に根尾村の薄墨桜の子孫を植林した形跡があるが、うまく根づいているようにはみえないのが残念だ。この辺りからニリンソウやスミレを見たのかもしれないが、まったく記憶にございません。スギの植林帯から広葉樹林帯に変わり、明るい雑木林をジグザグに登っていく。樹間をわたる風が実に爽やかだ。噴き出す汗もべとつかず、すぐに乾くので気持ちいい。突然、サルの群れが「ギャァーギャァ〜」と騒ぎながら山を降りていく声が聞こえた。みのわ平と標識のある尾根にのる。何度も登り返して稜線にでて、ゆるやかな道を辿っていくと、広々とした台地状の舟伏山(1,040m)の頂上に導かれた。二等三角点にタッチしてリーダーと握手。天気がよいので能郷白山が見えるはずだが、あいにく大きく繁った樹木が視界を遮っている。伐り開かれた山頂なのに、直下の樹木は伐採されていないので、天気がよいのにセールスポイントの伊勢湾からアルプスの大展望は得られない。11年の時の流れ。よく冷えたビールを飲み干してランチタイムを寛いだ。
 下山は西コースの夏坂谷を辿った。明るい雑木林の急斜面を下る。シカが樹林の合い間からジィっと我々の行動を見張っていた。小舟伏のピークを通り過ぎ、展望台に寄る。南側の山また山の奥美濃の連綿の山並みを覗くことができた。クリやトチの実が落ちた山道を下る途中に、見たことのない大きなキノコが一本生えていた。沢の音が近づいてきた。静寂の秋山の後は温泉が待っている。
・日 程=9月23日
・参加者=5名
・リーダー=岡本 登
・コース=あいの森駐車場(11:00)〜桜峠(11:40)〜みのわ平(12:40)〜舟伏山(13:50〜14:35)〜
     小舟伏(15:00)〜展望所(15:20)〜駐車場(16:35)
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