北アルプス「立山室堂平(撮影山行)」
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一ノ越にて
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薬師岳
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シュカブラ
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浄土山より剱岳を見る
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 少し前まで冬は苦手であったが、スノーシューを始めてからは逆に待ち遠しい季節となった。スノーシューは身の丈を超す積雪だってどんどん踏みしめ山に入れる優れ物だ。今シーズンの幕開けは立山室堂で。撮影山行ということで、スノーシューを楽しみつつ私もベストショットを狙うつもり(!?)。小屋閉めが迫った立山室堂山荘に連泊。さあ、どんな絶景が待っているだろう? 1日目、扇沢からのアルペンルートで到着した室堂は雪が降っており視界ゼロ。だが晴れ女Oさんの「大丈夫、明日は絶対いいお天気やで」の太鼓判に期待しつつ就寝。その言葉どおり、2日目は奇跡に近い晴天に恵まれた。紺碧の青空。撮影班と浄土山へのスノーシュー班に分かれ雪山を楽しむ。いたるところに描かれた自然の芸術シュカブラの上を歩く贅沢。スキーヤー、ボーダーも続々と入山している。積雪は約3mはあるだろうか、それでもスノーシューで楽々稜線へ上がる。浄土山から見えたアルプスの山並みは素晴らしいの一言だった。一ノ越で待つ撮影班と合流し小屋へ戻る。さっきから2機のヘリが飛び交っていたのは、真砂岳で発生した雪崩に巻き込まれた人たちの捜索であることを知らされた。この事故で7名の方が犠牲になられたことは今も心が痛む……。
 3日目も、撮影班と室堂山へのスノーシュー班に分かれて行動。早朝まで降り続いた雪は止んだものの、辺り一面ガスにつつまれ展望は期待できない。昨日の雪崩事故の影響で、ほとんどのパーティが安全な室堂山へ集中していた。楽しいだけではない、リスクが伴う雪山の一面を見せつけられた今回の山行。リーダーが何度も危険性のある斜面へは近づかないようにと、指示されていたことが身にしみた。だが、雪をまとった山々のなんと魅力的なことだろうか。素晴らしい山行を経験させていただいた。(原田文美 記)

・日 程=11月22日〜24日
・リーダー=吉見久子
・参加者=5名
・場 所=立山室堂平
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