丹波「大岩山」
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車をデポして荒れた林道を歩く
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大岩山山頂にて
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左=広く開けた緩やかな尾根  右=正面の尾根を降りた所が車のデポ地
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 天気予報では、午後から崩れると言われていたが、薄日のさす朝の京都市内を出発する。京都縦貫道を通り、約1時間半で四ツ谷に着く。バス停付近で現地集合する地元のI氏と合流。海老坂峠方面へ向かうが、途中から玉岩地蔵堂への道を離れ、田圃に沿って大きく西の方へ奥谷林道に入る。昨年の大雨の影響で路肩が大きくえぐられていたり、倒木が道を遮ったりして林道の通過には、慎重さと大胆さを要求される。こんな時も、車が2台というのは心強い、山行と同じで単独行は危険である。手間取りながらも、通行を妨げる倒木を排除しながらほぼ予定していた林道の分岐にたどり着き、駐車して歩き始める。荒れた林道を10分ほど歩くと、関電巡視路の標識が付いた尾根の先端に着く。それなりに整備はされているが、ところどころ崩れた急な巡視路を登る。左手に送電線が見える辺りまで来ると傾斜も緩やかになり、のんびりと雑木林の中を行く。大きな岩が現われ、最後のピークへの登りがはじまる。足場の悪い急なガレ場を慎重に登る。登り切った所に送電線の鉄塔があり、美山町の集落や山々が見通せる。三角点のある山頂は、そのすぐ横のピークであった。
 山頂からの見晴らしはあまり良くなく、日も当たらないので鉄塔の下で風を避けて昼食にする。先月までの例会山行では、寒くてゆっくりと昼食を摂れなかったが、今日はのんびりと食事を済ます。食後、再び三角点に戻り稜線を東ピークに行き、そこから尾根を南へ下る。「美山トレイル」のテープを目印に東のピークに至るが、そこからは大きく南に方向を転換する。登って来た尾根は、急ではあるが道が付けてあったが、こちらの尾根は薄いブッシュを掻き分けての下りとなる。最近話題の“SFTS”を媒介するというダニもすでに活動を始めて、衣服に着くのを払いながら進む。それでも、春になりきらない尾根道は枝葉も繁っておらず、疎林の歩きやすい下りであった。微かな踏跡を、支尾根に迷い込まないように尾根の先端をめざす。1時間半ほど下り、沢へ降りる手前の少し急な斜面を一気に下れば、降り立った所が林道分岐の対岸で車のデポ地であった。雨もなく、暑くもなく、寒くもなく、穏やかな日和の、気楽な山行を楽しむことができた。(池野 記)

・日 程=4月5日
・リーダー=池野正明
・参加者=6名
・コース=日吉町四ツ谷→奥山林道〜関電巡視路(9:55)〜大岩山(11:20〜12:10)〜東ピーク(12:18)〜尾根道〜
     奥山林道(13:55)→周山
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