比良「岳山〜楊梅ノ滝(リトル比良)」
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 坂本記者の特派員報告!
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左=オーム岩のテッペンで  右=日本庭園風広場で
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岩阿沙利山頂上
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 台風12号の影響で天気予報が目まぐるしく急変する。昨日は猛暑日だったのに今日は早朝から雨が降っている。中止かとメールや電話もあったが、「行きます!」で近江高島駅へ。新会員さんの本会初デビューの参加もあった。晴れてこそいないが高曇り空の大炊神社から出発。いったい誰が「リトル」なんて名づけたのだろう、「小さい」のイメージで初挑戦したサカモトだが、五度目・三度目の健脚で鳴らした当会の強者たちでさえ「こんなにしんどいとは!」と言わしめる「ビッグ比良」縦走路。最高点でも標高705mだが、その距離の長いこと。激しいアップダウンの連続を強いる運動量。そして、深くエグれた細い溝状の道やザラザラ道。オトシと呼ばれる泥濘んだ湿地帯。ゴツゴツの石が露出した急坂など、緊張の悪路難路をこなさなければならない。体力も気力も技量も欲求される。白坂と呼ばれる花崗岩が風化したガレ場で、大汗をかいてバテた参加者が登高を断念。SLが付き添って下山された(幸いにも、すぐに体調は回復して大事に至らなかったと後ほど報告を受けた)。「リトリ比良」は標高は低いが眺望は抜群と聞いていたが、オーム岩など各休憩ポイントで琵琶湖や比良山系、湖北地方の景観が楽しめた。カンカン照りの炎天下の登りだけは避けたいものと願っていたが、岩場や樹林帯の尾根歩きは終始爽やかな涼風が吹き抜け、火照ったカラダに「気持ちエエわ〜」と雄叫びの納涼登山。これが正しいルート?と一部判断に迷う箇所もあったが、GPSの力も借りて岩阿沙利山へ導かれた。昼食タイムとしゆっくり寛いだ。後半は縦走路を寒風峠から北小松駅に向けて下る。立派な林道に出合うところが鵜川越。右に山道があり、また急坂のアップダウンに取り付く。気持ちのよい樹林帯を抜けると、ヤケ山や釈迦岳方面の分岐となる寒風峠に着く。体力を消耗したのでゆっくり休憩。「さぁ〜、最後の踏ん張り」と湿地帯の中を抜け、沢を何度か渡ると涼峠。ここから左右の足を交互させるのも気遣う幅の狭い深くエグれた溝状の道を行く。やがて楊梅ノ滝の標識が現われ、生茂った樹林の中から滝の流れが見渡せた。何人ものクライマーが滝の前に立ちはだかる岩に取り付いているのが見えた。登山開始から7時間半の行程で滝広場に到着。沢で顔を洗い汗を拭いた後、例会終了を宣言し解散とした。リーダーとしては、真夏の例会にしては涼しい登山日和を味方につけて、予定通りの時間配分にフフフ、大いに満足であった。希望者を募って5時開店の寿し屋に3分前に到着という神ワザをやったのけ、無事に下山したご褒美の打ち上げ。生ビール、美味しいのなんのって!
・日 程=8月2日
・参加者=13名
・リーダー=坂本恭子/サブリーダー=北川嘉康
・コース=近江高島駅(9:05)〜大炊神社(9:30)〜白坂(10:30)〜オーム岩(11:05)〜
     岩阿沙利山(13:05〜13:35)〜寒風峠(15:00)〜涼峠(15:35)〜楊梅ノ滝(16:30)
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