鈴鹿「天狗堂」
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左=大皇器祖神社にお参りしてから登る  右=稜線にでたところ 
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天狗堂手前の分岐にてく
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左=天狗堂の展望岩もガスの中だ  右=イワウチワとイワカガミどっちかな
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 サンヤリの山頂分にて 
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左=再び天狗堂の展望岩  右=美しい苔むした沢に降り立つ 
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 曇り空の京都を車2台で出発する。滋賀県に入り望む鈴鹿の山並みは低く垂れ込める雲の中でその稜線は見えない。多少の不安を感じながらも、午後には晴れると云う天気予報を信じて車を走らす。到着した木地師の村君ヶ畑は、奥深い山の中で車では通りぬけることのできない行き止まりの山峡にある。静かでのどかな集落ではあるが、荒れて朽ちかけた住人のいない家が、生活の大変さを思わせる。集落に入ったところに白線で区画された駐車場があり名古屋ナンバーの車が止まっていた。出発しようとしているパーティーがあり、駐車場の利用に関して尋ねるがよく解らないという。下山口の確認と駐車場所探しを兼ね御池林道をさらに奥へ進むが、適当な場所もなく元の駐車場に止める。
 身仕度を整えて、大皇器祖神社に向かう、隣に惟高親王御陵がありいずれ上で神社とつながっているのだろうと思い、急な苔むした階段を上る。しかし、御陵は低い柵で区画されており僅か100m程の距離が濡れたシダ類におおわれていた。濡れるのも嫌なので、再び急な階段を下り大皇器祖神社の参道に戻る。緩やかな階段を登り社殿手前の右側に付けられた登山道から登り始める。9:30初めから急登である風もなく一汗かく、約30分の登りで稜線に出ると少し涼しくなる。アップダウンを繰り返し最後の標高差200mの急登に挑む、大きな岩の間を抜けて、天狗堂の頂稜の末端に着くここから御池林道への路がある、標識を持って記念写真を撮り天狗堂の展望岩へ向かう、5分程で大きな岩が現れる。ここが第一目標点の天狗堂(988m)で岩場の先橋は鋭く切れ落ちている。しかし、見えるはずの鈴鹿の山並みはガスの中で望めない。帰路には、ガスは切れているだろうと思い、サンヤリに向かう標高差約100mの急な下りを下りきったところからは緩やかな登り下りを何度か繰り返しサンヤリに向かう。たどる尾根道は気持ちの良い雑木林でシャクナゲ尾根の様なシャクナゲの群落がみられた。足元には、イワウチワやイワカガミの群落も見られた。薄日も差し始めた中、イワウチワとイワカガミの見分け方などを観察しながらゆっくりと歩を進める。花の時期にはさぞかし美しい素敵な尾根歩きになるだろうと思った。サンヤリへは再び急登である、いい加減に疲れてきている足に発破をかけ一登りブッシュに覆われた踏み跡を抜けると二等三角点のあるサンヤリ(954m)にたどり着く。 先行していたパーティーが食事をしていた。我々も昼食とする、食後、臨時のロープ結びの講習や山談義をしながらの休止の後、下山にかかる。先行していったパーティーに引きずられ方向を間違えかけたが、すぐに元来た道に修正し前方に屹立する天狗堂を目指し下る。いったん下り、100mの登り返しで天狗堂に戻ってきた。午前中に通過した時には、低いガスに覆われ見通すことのできなかった御池岳や藤原岳の鈴鹿の山々を望む事ができた。危なっかしい岩の上でひと遊びした後、先ほど記念写真を撮った頂稜南端から御池林道をめざし急な尾根道を下る。沢に到着すると、あとは緩やかな山裾をまいて林道に至る。この先行き止まりの舗装された林道を君ヶ畑へ向かい約30分で駐車場に至る。急登、急降下の山行ではあったが、新しいメンバーの参加もあり十分満足できる楽しい山行でした。

・日 程=9月27日(日)
・参加者=6名
・リーダー=池野正明
・コース=君ヶ畑駐車場(9:20)〜(11:25)天狗堂(11:35)〜(12:20)サンヤリ(13:02)〜(14:05)天狗堂(14:10)
      〜(14:15)天狗堂分岐(14:15)〜(15:12)沢出合(15:15)〜(15:32)天狗堂分岐(14:15)〜
      (15:12)沢出合(15:15)〜(15:32)林道出合(15:33)〜(16:05)君ヶ畑駐車場 解散
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