近江富士を冠する三上山を仰ぎ見ながらの今回の山歩き、好天には恵まれたもののやはり暑かった。野洲駅より旧中山道を経由して先ずは磨崖仏群の福林寺跡へ向かう。沢山の小さな仏を拝んだ後、不親切な道標を頼りに、急坂を登り相場振山に着くと目の前には「デン」と三上山が飛び込む。コメ相場の旗が振られたであろう山頂の大岩を後に南東の田中山（甲山）へ向かい三角点(三等)を囲み集合写真。灌木に遮られ眺望は余り芳しくない。花崗岩の風化した砂交じりの急斜面を慎重に下り、風通しの良い「眺望の峰」にて昼食とする。妙光寺山には一度、林道まで下り、登り返しとなるが途中に妙光寺山磨崖仏があるので立ち寄る事とする。登山道から分岐した良く踏まれた道で、通り過ぎのハプニングが有ったが、人の背丈ほどの立派な磨崖仏が左の岩に刻まれていた。登山道に戻り尾根道を西に進むとすぐに妙光寺山山頂。三角点は無く、林の中で展望は「ゼロ」。下山は当初予定のコースは敬遠し、出世不動明王の祀られる宗泉寺、奥の院を目指して降りる。綺麗な御池の堤防に有る４等三角点(点名、妙光寺御池)を探し出しタッチして、ヒガンバナの咲き始めた近江路を野洲駅に向かう。 (加来 記)
・日 程＝2017年9月19日(火)
・リーダー＝加来繁幸/ＳＬ.池野正明
・参加者＝17名
・コース＝野洲駅〜福林寺磨崖仏〜相場振山〜田中山〜展望の峰〜林道〜妙光寺山磨崖仏〜妙光寺山
〜(奥の院)〜野洲駅
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