鞍馬の奥山天ヶ岳へのアプローチは小出石から5月シャクナゲが開花する時期にシャクナゲ尾根経由で訪れるのが一般的のようだ。今回我々のコース設定は百井峠から取付いて天ヶ岳から薬王坂へ、更に鞍馬前衛の竜王岳をへて二ノ瀬までのロングコースに挑む事です。出町柳発広河原行京都バスで花背峠の手前百井別バス停で14名が下車。百井峠へは車道の登りとなるが植林の中なので涼しい。参加者の殆どがこのルートからの天ヶ岳登頂は初めてのようだ。意外と大原から抜けてくる車が多い。峠にはお地蔵が祀られていた。峠を越して暫らく下れば右下に山道が見えれば大原、天ヶ岳の取付に着く。天ヶ岳への山道は緩やかで歩き良い。途中展望台の標識が有るので少し離れるが送電線の鉄塔に出る。愛宕方面の展望が開け東側は琵琶湖に浮かぶ沖島が眺められるので是非立ち寄りたい。ルートに戻り僅かで大原と天ヶ岳の分岐に着き頂上を目指す。山頂は樹間の中薄暗く山頂の標識が有る。鞍馬への長い稜線歩きで雑木と植林に遮られ展望は無いが歩き良い。道に迷う事は無い。二ケ所の経塚が出てくれば薬王坂は近い。薬王坂
に出れば京都一周トレイル道と合流する。鞍馬駅寄り30m左に入る山道が竜王岳へのルートだが急登を強いられる。踏み跡がしっかりあるのとライオンズクラブ寄贈の白っぽい標柱が有るので迷わず経塚が有る山頂に着く。北方面の展望が開け対面の山腹に滅多に見られない鞍馬寺金堂の全景が上から目線で眺められ思わず手を合わせてしまう場所だ。下山は南西方面から二ノ瀬集落へのルートで踏み跡薄く地図とコンパス便りだがライオンズクラブの標柱も時折有って予定通り二ノ瀬集落に下山した。 (北川 記)
※注意事項:二ノ瀬集落からの入下山路は一箇所のみ許可されている為、十分に調査が必要である。
・日 程=2017年9月30日(土) 晴
・リーダー=北川嘉康/SL.池野正明
・参加者=14名
・コース=百井別〜百井峠〜展望台〜天ヶ岳山頂〜P650m〜薬王坂〜竜王岳〜経塚〜二ノ瀬集落〜二ノ瀬駅
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