満開の桜並木を車窓から眺めながら、北陸自動車道を北鯖江インターで降り登山口の「酒清水」に車3台を置き出発する。粘土質の急な斜面を滑りそうになり乍ら暫く登ると斜面も緩くなり歩き易い、芽吹き始めた雑木林の道にはタチツボスミレ、イカリソウ、ショウジョウバカマ、と花を見ながら進むとお目当てのカタクリが一輪、又一輪と陽射しを浴びて開いているのを見て嬉しくなる。最初の一山、橋立山(4等△251m)に到着、一息入れ山頂へ、100mの高度差を50分かけて登る。文殊山奥の院(2等△350m)に到着。大き目の祠がありヤマザクラが満開、遠く真っ白な白山を眺めつつ、絶好のロケーションの中、昼食タイムとする。次々と登ってくる登山者で一杯に、地元の人、遠く名古屋からのグループもあり皆さん楽しそう。集合写真を撮って、最高峰の文殊山(366m)へ、社は崩壊寸前で近寄れないが展望台からは白山、別山がよりはっきりと、近くには日野山、奥美濃の山並みも見渡せた。小文殊山への道は今回のハイライト、カタクリの群生地へ、斜面一体に咲き誇っていた、京都西山のカタクリと違い一周りも二周りも大きい、今年福井地方を襲った豪雪にも負けずに健気で可愛いい。小文殊山(296m)は広場になっており桜とコブシの競演、しばし見とれて先を進む、二上町の分岐と別れ、尾根道を半田登山口へ下山、JR大土呂駅から車の駐車地迄JRを使って移動した。里山とは言えこんなに花も多く自然林豊かな山、福井の人たちに親しまれ人気があるのを実感した山行でした。(堀田 記)
・日 程=2018年4月5日(木)
・リーダー=堀田昌子
・参加者=19名
・コース=橋立町〜橋立山〜奥の院〜大文殊〜小文殊〜大土呂駅
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