京都府岳連に関するイベントで京阪坂本叡山口駅前に、非常に寒い日となったにもかかわらず35名が集った。名残り紅葉、落ち葉もみじを踏みしめ日吉大社境内の植生、歴史を研修する事を目的としている。協力願ったガイドさんは地元を知り尽くした日吉大社自然保護観察倶楽部 辻田氏です。参道から我々が参拝する円錐形の八王子山山頂に奥社の建物が仰ぎ見える。参道脇には比叡山天台教の護法神として日吉大社を敬った経緯から里坊が多く点在し神仏霊場の珍しい地域と知る。朱塗りの山王鳥居を潜り境内に入れば「神の使い」神猿(まさる)が迎えてくれる。国宝の西本宮、東本宮(平安京の表鬼門鎮座山王総本宮で通称山王権現)、重文の石橋他、植生の説明を受ける。各地にある日吉、日枝、山王神社の総本社なのだ。東本宮横から八王子山山頂の奥社への急参道を登る。距離1km、徒歩30分(山王祭に神輿2基が大勢の人によって担ぎ上げられ社殿の牛尾宮、三宮に鎮座される)山頂から眼下に広がる琵琶湖の景観は見応えがある。更に山道を行けば比叡山横川に続いている。駆け足でガイドをしてもらったが知らぬ事ばかりで改めて神仏一体霊場の歴史の広さ深さを思い知らされじっくり巡りたい気分となった。(北川記)
・日 程=2018年12月09日(日)
・リーダー=北川嘉康 アシスト/徳田時子
・参加者=12名
・コース=京阪坂本比叡山口〜日吉大社境内〜八王子山・奥社〜日吉大社
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