第5364回 備前「鹿久居島・△西泊」 2019.01.14   .
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   左=岩場    右=△西泊
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 △西泊集合写真
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   左=岩場で休憩    右=海辺の路から
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  左=紺碧の海   右=モウセンゴケ
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 備前・日生の鹿久居島。未知の島探索という触れ込みもあり、冬ばれの穏やかな一日、瀬戸内の小さな島の探索に夫々期待を持って集まる。3台の車に分乗して、平成27年に架設された白い「日生大橋」を渡ると、すぐに取りつきの谷間がある。以前、リーダーの横田氏から藪も数々あれど低山において「シダ」の藪ほど厄介なものはない。と、聞き及んでいたが 私には経験が無い。灌木、根曲がり竹、シャクナゲの藪なら想像がつくのだが。さて、谷の入り口で早速、ジャケツイバラ、サルトリイバラ、ノイバラ等々の歓迎を受ける。等高線を見る限り緩い穏やかな谷に見えるが、そこは等高線だけでは計り知れないのが、面白さだ。足元は岩盤で棚あり、ゴーロあり、小滝ありで気は抜けない。源頭のヌタ場は数頭の猪が暴れ回った痕跡があり、その先で谷を捨て尾根に上がる事になった。いよいよ、シダ藪登場、 びっしりと「コシダ」が密生して容易に前に進めず、足元も見えない。幸いにシダの丈が低いので展望は得られる。が、標高差の少ないのっぺりとした山並みは判別し難く、リーダーの研ぎ澄まされた「山感」が頼り。全員が隊列を壊さないように亀のごとくのろのろ藪をこいだ。濃密な藪をトラバースして、ようやく△西泊(244.3 四等)にたどり着いた。山頂から展望は無いが、先ず無事三角点を見つけられ、昼食の時間をゆっくり過ごした。下山は南東に伸びる尾根を150m下れば島の南岸についている遊歩道に出会うはずだ。リーダーの先導で灌木の藪尾根を慎重に下った。遊歩道からは、青さも碧し瀬戸内の穏やかな海が見え,難渋した今日の前半と打って変る「解放感」に溢れ、新春の陽光を全身に受けて海岸線の植物観察を楽しみつつ、車に戻った。(公庄記)

・日 程=2019年1月14日(月) (晴)
・リーダー=横田和雄
・参加者=12名
・コース=日生・鹿久居島〜谷間〜△西泊〜海辺の道〜現寺
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