今回の観察会は専門的講師をお呼びせず、岳連の自然保護委員の中で植物に造形の深い委員がリード役になって参加者と一緒にゆっくり勉強できれば覚えも良いだろうとの発想だ。場所選びで余り知られていない旧花背峠から寺山峠の尾根に林道が開削され自然破壊的だが反面知られていない植物体系が観察できる好条件でもある。
当日行楽日和となって出町柳バス停は大勢のハイカーで賑わい果たして乗車できるかの懸念は杞憂となり増発便を出してくれた。旧道別のバス停で下車、谷間に延びる林道を10分
登れば祠が有る旧花背峠に着き受付と今回の説明を受け出発する。西に延びる林道は芹生へ
南方面の林道は鞍馬へ、我々は北西尾根に車止めロープの先の林道に入る。目印の赤テープが山道に誘導してくれているが林道と出入りも多く寺山峠まで伸びている。林道が出来るまでは藪漕ぎの尾根歩きだったようで植林地は少なく二次林で多種多様の植生が有る。林道開削時、大木を切り倒し日差しが良くなったのか?幹や葉っぱに触れ開花している山ツツジに癒されそして訊ねあい熱心に観察をされている。麓にある花背交流の森の係員は自然観察の勉学に来た御子達をこの尾根ルートを案内すると聞く。明るく開け気分よく歩ける尾根道だ。寺山峠から花背高原バス停を目指し旧花背スキー場の近くで本日のまとめをした。クリンソウの群落が開花して癒してくれた。14:58バスに乗車。超満員! (北川 記)
・日 程=2019年5月19日(日) 晴
・リーダー= 北川嘉康 サブ / 堀田昌子
・参加者=8名、他34名(総勢42名)
・コース=出町柳バス停=旧道別〜旧花背峠〜尾根道〜・862m寺山〜寺山峠〜花背高原バス停
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