北山北部、湖北地方は予報に反して今にも雨が降りそうな曇り空。しかし、連日の高温で激しい登山を予想していた我々には、恵の曇りであった。しかも、遠く台風の影響か、風も強い。若狭に抜ける旧道に入り、水坂峠を越したところに車を止めた。
峠からは、高島分水嶺トレイルを利用して登る。すぐに鉄塔の展望台に着き、目の前の武奈ヶ嶽を拝む。そこからは尾根筋の486mピークを目指す。感じのいい雑木林には、北山では珍しいアカガシが目立つ。ピーク手前の急登をこなすと、1時間足らずでピークに着く。そこからは南に500m前後の尾根筋となり、吹く風の気持ちよさも加わって、快適な尾根歩きだ。足元にはハナヒリノキ、それを覆うようにシロダモの木が素晴らしい群生なしている。ふと、花に気づくとナツエビネだ。
一旦500mの鞍部に降り、それから100mを登り返すと山頂への分岐だ。そこからは西に100mで三角点のある山頂だ。昼食後、分岐から南の尾根筋を歩く。所々に展望の利く場所があり、琵琶湖や伊吹山、霊山、横山岳などを確認する。そして545ピーク、477ピークと徐々に下り東に折れると、清掃工場のあるサクラ峠登山口に降り立つ。そこからの国道歩きの苦しさは、センニンソウ、クロバナヒキオコシ、ウリボウが癒してくれた。 (服部忠記)
・日 程=2019年9月7日(土) 曇りのち晴れ
・リーダー=坂井 亘
・参加者=6名
・コース=水坂峠・登山口〜鉄塔展望台〜・486〜鞍部〜二の谷山山頂〜・545
〜・477〜サクラ峠登山口〜今津町保坂〜水坂峠 |