第 5641回 両白山地「冠山、金草岳」  2021. 07. 21〜22. space
冠山山頂
21日、冠山山頂
金草岳山頂
22日、金草岳山頂
21日
1.冠山峠 2.冠山(N)
冠山峠(N) space 冠山(N)
3.冠平(H) 4.ロープ講習 (N)
冠平(H) space ロープ講習 (N)
5.道具 6.交流
道具 space 交流
22日
7.金草岳 8.ハクサンシャクナゲの群落
金草岳 space ハクサンシャクナゲの群落
9.金草岳(N) 10.白倉岳より金草岳
金草岳(N) space 白倉岳より金草岳
11.山頂近く(N) 12.鞍部の水場
山頂近く(N) space 鞍部の水場
Photo by M.Nakamura & T.Hattori space

 冠山峠から1時間半、山頂からは四周よく見渡せ遮るものがない。東は能郷白山、北には福井の最深部の山々、部子山と銀杏峰。西は金草岳から笹ヶ峰に続く山並み、南は眼下のダム湖と奥美濃の山々が続き、人工物が目に入らない。圧倒的な自然の広がりが心を躍らせる。今日も道中、カモシカが目の前をよぎった。猿の群れもいた。下見の時には、熊が斜面を駆け上がっていた。岩場にはマムシが住む。峠付近は猛禽がゆったりと飛んでいる。
 峠で雷雨をやり過ごしてテントを張る。急きょ立ち寄ってくれた先輩リーダーが、半世紀に渡り使い込んだ道具を使って、ロープ技術を指南してくれた。その後、夜のとばりが降りるまで山談義が続く。
 次の日、鳥のさえずりに誘われ体を起こす。外に這い出て空を見ると、今日も青空が広がり暑くなりそうだ。予定を早め峠を出発し金草岳を目指す。朝の風はひんやりと気持ちよかったが、鞍部を過ぎ登りの笹原まで来ると、背後から容赦なく太陽が照り付ける。地図には出ない細かなアップダウンが、体力を奪う。コースタイム通り2時間半で何とか到着した山頂もまた陰がない。早々に下山するが、厳しい暑さに体力を消耗し、休憩を細目にとった。鞍部の水場で水分を補給し、頭から水を浴びた。峠までの登り返しがまたきつく、樹木や植物の観察を行う余裕すらない。3時間を費やし、峠に戻ったが、暑さにやられて昼食が喉を通らない。車の冷気で体を冷やしてようやく落ち着いた。
                                  (服部 記)


・ 日 程=2021年7月21日(水)〜22日(木)晴
・ リーダー=服部 忠
・ 参加者=計5名(ただし、21日のみ1名飛び入り参加あり)
・コース = 21日 出発地山科駅前(8:00)=(11:30)冠山峠(12:10)〜1111mピーク(12:50)
    〜冠平(13:20)〜(13:50)山頂(14:15)〜(15:20)冠山峠(泊)
    22日 冠山峠(6:30)〜三角点1046.6m(6:50)〜900m鞍部(7:30)
    〜998mコブ(7:45)〜白倉岳(8:45)〜(9:00)金草岳山頂1227.1m(9:30)
    〜998mコブ(10:40)〜鞍部水場(11:00)〜三角点1046.6m(12:00)
    〜(12:20)冠山峠(13:15)=山科駅前(16:50)解散

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