鳥羽離宮は平安京の正門(羅城門)から南へ鳥羽の作道に沿って約3㎞の所に位置する。鳥羽天皇陵、近衛天皇陵、安楽寿院、北向山不動院が並ぶ旧東殿辺りは、ここの象徴の様な近衛天皇陵の多宝塔も見られその当時の面影を感じられる場所になっている。当時は風光明媚な所で大きな池があり池の中には島があり、そこに城南宮があったと北向山不動院の住職の方のお話で分かった。城南宮で梅の開花を確かめると7,8割の開花だと。明日から梅まつりが始まると入場料も上がる。それに大勢の人が訪れるだろう。まだ空いている良い機会だと思って神苑(楽水苑)に入った。赤と白の枝垂れ梅が緑の敷地によく生え梅の香りも漂って離れがたい空間が演出されており、多くの種類の椿も観賞出来た。『曲水の宴』が催される庭には池や滝があり色取りの良い鯉が泳いでいた。目を楽しんだ後は、16人分のおせきもちを仕入れて鳥羽離宮跡公園でお昼にした。鴨川にかかる小枝橋に鳥羽伏見の戦い跡の案内板がありここから始まった戦いで旧幕府軍が薩長軍に敗れ、戊辰戦争へと続いた。その小枝橋を渡り、鳥羽街道を北上して六地蔵の一つ鳥羽地蔵がある浄禅寺へ、遠藤盛遠と袈裟御前の悲しい言い伝えもある。本堂の鍵がかけられていてとびきり美しい袈裟御前には残念なことにお会いできなかった。
(一瀬 記)
・ 日 程=2024年2月16日(金)晴れ時々曇り
・ リーダー=一瀬 サブリーダー=斉藤
・ 参加者=16名
・コース=(9:55)竹田駅~(10:06)鳥羽天皇陵~(10:21)安楽寿院
~(10:23)近衛天皇南陵~(10:35)北向山不動院~(11:11)白河天皇成菩提院陵拝所
~(11:30)城南宮(12:20)~(12:30)鳥羽離宮跡公園(13:00)~(13:02)小枝橋
~(13:40)浄禅寺~(14:25)竹田駅解散
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