越美国境「夜叉ヶ池・三周ヶ岳」
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左 夜叉壁、右 ガレ場を登る
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左 国境稜線、右 三周ヶ岳山頂
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左 夜叉ヶ池、右 黄色いホトトギスの群落
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 岐阜県側からの登山道は新しく拓かれたと聞いていたが、しっかり踏まれて歩きやすかった。今回は花の写真を撮りながら登ったので時間を気にせず登ったが、池ノ又林道登山口の標識に夜叉ヶ池まで1時間30分と書いてあった。
 秋には長蛇の列ができるらしい駐車場も、真夏のためか10台ほどであった。相当の暑さを覚悟していたが、夜叉ヶ池までは何本も細い沢が横切り、吹き降りる冷たい風がとても心地良かった。夜叉壁と呼ばれる大きな岩峰、美しい林の道、幽玄の滝、昇竜の滝と変化にとんだ景色が続く。花の種類も多く、どちらの撮影にも忙しい。すれ違った方から「モウセンゴケ」と「黄色のホトトギス」が咲いていたと教えてもらう。「モウセンゴケ」は稜線直下のガレ場にあって、教えてもらわなければ気づかない小ささだった。「黄色のホトトギス」は登りに見過ごしたので、注意しながら下ると細い沢に群生していた。夜叉壁が美しく見える場所だったので見過ごしてしまったようだ。
 多くの登山者が休む稜線に出ると、人の隙間から夜叉ヶ池が見えた。監視がうるさいらしく、すれ違った登山者が「火を焚くなといわれた」とぼやいていた。三周ヶ岳まで熊笹を掻き分け進む。途中のピークから奥美濃の山並みが美しく見渡せた。時間が遅かったので山頂には誰もいなかった。池に戻ると、ここも誰もいなくなっていた。たっぷりと静かな夜叉ヶ池を満喫して下山した。(田代 記)

・日程=7月17日(日)
・参加者=草川啓三・田代妙子
・コース=池ノ又林道登山口〜幽玄の滝〜昇竜の滝〜夜叉ケ池〜三周ヶ岳(往復)
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