野坂「武奈ヶ岳」
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左 武奈ヶ岳南西尾根(仮称)から江若国境の山なみを望む
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左 尾根の途中にある「武神ヶ池」、右 標高が上がると笹原が現われる
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左 山頂、右 草花にも秋の気配が漂う
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 武奈ヶ岳の南西尾根(仮称)は素晴らしいと聞いていたので、一度歩いてみたかった。天気はいまひとつであったが、そんな思いのメンバーで出かけた。
 保坂から国道303号を天増川へ向かうと、登ろうという尾根の手前に小さな標識が立っている。しかし、踏み跡は不明瞭で急斜面を登ることになる。送電線が通っているため、その巡視路があるはずだ。話しによると、『趣味登』がこの尾根に道をつくっているらしい。たしかに、各所に標識がつけられ、古い山道を利用していることがうかがわれる。
 展望台(「イオナ展望台」)では、少しガスも晴れて周辺の山々を望むことができた。台風が関東地方沖にあるため、西風が強い。何種類ものトリカブトが花を咲かせている。だが、とても写真を撮れるような状況でない。
 尾根が緩くなる地点に、「武神ヶ池」と表示された池があった。標識には武奈ヶ岳ではなく「武神ヶ岳」と書かれたものがあり、名前の出所を知りたいものだ。ただ、どの地名(カギカッコで括ったもの)も歴史の所産とは思えないふしがあり、安易な命名は慎むべきであろう。
 笹原になった箇所が数箇所(「鹿の原」)あり、天気の悪いのが残念である。3時間近くかかって、やっと山頂に着いた。
 下山は天増川方向を考えていたが、見通しの悪さと薮に、あっさり角川へ向かうこととした。かつての山仕事の道を利用したルートは快適で、赤岩山を経て簡単に集落へ下りることができた。
 『今津山上会』が伐り開いた道は、この付近の山を有機的に結んでいる。三重ヶ岳や大日をはじめ、野坂山地の南部はすっかり身近になった。かつては、沢や薮漕ぎでしかたどり着けなかった山だけに、その変遷が深く印象に残る。
 なお、最近の情報は冊子や地図が同会から発行されているので参考にしたい(『今津の山歩きガイドブック』ほか、今津の観光協会などで入手できる)。
                                                         (竹内 記)

・日 程=9月25日(日)
・参加者=田代妙子・草川啓三・竹内康之
・コース=国道303号にある登山口(9:25)〜展望台(10:45)〜「武神ヶ池」(11:15〜11:25)〜武奈ヶ岳(12:15〜12:50)〜
     赤岩山(13:30)〜角川(14:20)〜国道303号を通って登山口(15:15)
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「西近江と若狭の山歩きマップ」=2万5千分の1の地図にコースが表示されている
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