北摂「妙見山」
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 期間限定の「能勢妙見山周遊パス」を利用して、格安ハイキングを楽しんできた。コースは、阪急電車おすすめモデルコースの初谷渓谷〜妙見山〜一庫公園周遊コース。
 登山道は流れに沿った木蔭で、幾分涼しいはずだが汗が吹き出る。すれ違った人が「今日は水量が多い」と言っていたが、靴を濡らすことなく流れを渡り、水量が少なくなると車道に出た。妙見まで2kmの道標に導かれて登山道の急坂を登ると、日蓮宗霊場「妙見宮」だった。本堂は意外と小さかったが、星をかたどったという「星嶺」は大きく、不思議な建物に目を見張った。「星嶺」の前に立つと冷たい風が吹き、汗ばんで疲れた体はいっぺんに回復した。その冷たさは何とも不思議で、霊場ならではの霊気なのだろうかと思った。大阪湾方面を眺めながら昼食にした。四等三角点は「星嶺」の裏の小高い頂にあった。妙見のブナ林は、600m級の山々に群生する本州南限であるらしい。狭い範囲ではあったが、その太さと高さは驚きで、ここも何か不思議な空間に感じた。
 下山はむろん歩くつもりでいたが、紫陽花の美しさに誘われて、リフトとケーブルを乗り継ぎ黒川に下りた。リーダーは「まるで三途の川を渡っている様な気がした」と言われるが、私は天国の雲の上と感じた。
 黒川からは、ずっと舗装道路で、暑くて疲れた。兵庫県立一庫公園は知明山(349m)一帯に造られていて、とても登る元気が無かった。湖岸を歩き、知明さくら橋を渡り長原バス停に出た。運良くバスがすぐに来て、後もツーツーと乗り継ぎ、着がえる間もなく京都に戻った。
 京都はこの夏最高の蒸し暑さで、ふと「星嶺」前の冷気が懐かしく甦った。(田代 記)

・日 程=7月8日(土)
・コース=妙見口(10:30)〜妙見山頂(12:30〜13:30)→リフト・ケーブル→黒川(14:00)〜長原バス停(15:35)
・参加者=谷口正俊・田代妙子
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