鈴鹿「三池岳」
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左=石組みの道  右=鳥居と石碑
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左=釈迦岳  右=竜ヶ岳と御池岳方面の眺望
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左=三池岳山頂から釈迦岳方面を見る  右=三ツ池
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 久しぶりの鈴鹿山行は、ここなら蛭はいないだろうということで三池岳に決まった。
 八風峠キャンプ場の駐車場で支度をしていると、管理人さんがバイクでやってきて「代金は取らないが断りは入れて欲しい」と言われた。遅くまで車があると心配だからという理由であった。少し先に射撃場があり、鉄砲の音が切れ間なく聞こえている。近寄ってみると凄い迫力だった。
 栗木谷沿いの林道を進み、堰堤手前で右岸に渡るとやっと登山道になる。途中にある石組みの道は、古くに造られたものらしい。とてもよい雰囲気だった。もう一度谷を渡ると本格的な登りになる。早くも下山してきた人から「稜線はすごい強風で、飛ばされそうだった」「中峠の道はかなり荒れている」と情報をもらった。中峠との分岐を過ぎ今日は八風峠をめざす。三体の石仏が岩蔭にあった。
 この石仏を境にして落葉樹に変わり、雑木林の気持ちよい登山道が峠まで続いていた。鳥居と八風大明神の石碑が見えたら八風峠だった。木々はほんのりと色づき始めていた。釈迦岳や伊勢湾と四日市の眺めも良く、なんとも明るい気持ち良い峠だった。石碑の前は芝生になっていて日差しが良く、風も避けられたので、ここで昼食にした。登山者も少なくのんびりと時間を過ごした。
 三池岳の山頂は、峠から15分ほど登った稜線上になっていたが、三角点は東尾根上にあった。山頂からの眺めも素晴らしかった。三角点を越えた所から竜ヶ岳や御池岳方面の眺めも美しかった。稜線上に小さな池がある。『鈴鹿山地の雨乞』(西尾寿一著)によると、三ツ池(お菊池)といって、昔三つ池があったとかお菊さんが身を投げたとか、雨乞い伝説が残っているらしい。
 下りの登山道は木蔭で薄暗く、急坂が続く。射撃の音は風の向きもあったのかほとんど聞こえなかったが、だんだんと近づいてくる。植林帯からひょっこりと林道に出ると、射撃場はすぐそこだった。
 八風キャンプ場の管理人さんにお礼を言って駐車場を後にした。(田代 記)

・日 程=10月8日(日)
・コースタイム=八風キャンプ場駐車場(9:30)〜中峠への分岐(11:00)〜石仏(11:19)〜八風峠(11:40〜12:47)〜
        三池岳(13:08)〜三ツ池(13:32)〜林道(14:16)〜八風キャンプ場駐車場(14:40)
・参加者=草川啓三・田代妙子
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