湖北「山門湿原・池河内・中池見」
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ミソハギの向こうに池河内、庄野峠を越えれば中河内
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左=サギソウ  右=敦賀の伝統的な農家
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観察路から岩籠山を望む
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 夏の暑い日、湖北の三湿原を巡る。
 山門湿原は森の楽舎(まなびや)に管理人が常駐し、小冊子の発行・散策・健脚コースとよく整備されている。ビオト−プでは、サギソウ・サワギキョウが盛りであった。400mクラスでブナ林がある。ゆっくりと一日かけて歩いてみたいものだ。ここも鹿の食害が深刻のようで、ササユリの実をネットで保護している。湿原も八丁平に似て、森に帰りつつあるように感じた。
 池河内では長い木道を歩き、左右の草花を観察。東の庄野峠を越えると余呉の中河内(ザゼンソウ自生南限)で、ハイキングお勧めのコース。
 中池見ではミュージアムの方に解説・案内いただいた。三つの低山に囲まれた沼袋状埋積谷と呼ばれる地形で、40mにも及ぶ底なし沼のため、各層に含まれる花粉や実などから当時の植生が推測され、10万年分の気候変動が記録されているという貴重なものである、とのこと。敦賀の当時の農家や稲作を再現。田舟・田下駄と農作業具を見ても、沼地の稲作作業は大変な労働であったことがわかる。観察路から、野坂岳・岩籠山、東に庄野峠の山並みを遠望。(多田 記)

・日 程=8月31日 09:00-16:50
・参加者=多田 徳ほか
・コ−ス=JRマキノ駅〜山門湿原〜池河内〜中池見〜JRマキノ駅
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