上信越国境「苗場山・巻機山」
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神楽ヶ峰より苗場山
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山頂の高層湿原
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左=黄葉に染まるダケカンバ  右=巻機山山頂
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六合目展望台より天狗岩
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 10月の連休を利用して錦秋の山を歩いてみたいと思い、少し遠いが以前から行ってみたいと思っていた上信越の山へ行くことに決める。長野行の夜行バスと新幹線を乗り継ぎ越後湯沢へ。登山口の和田小屋までタクシーを利用する。

10/12 苗場山(2145m)
 駐車場は、関東や近隣の車が多く止まっており、日帰りで楽しむグループが多いようだ。準備を整え、みつまたかぐらスキー場の横を登って行く。周辺はすでに紅葉が真っ盛り。赤や黄葉に彩られた樹林帯を急登すると、下の芝と呼ばれる開けた場所に出る。そこで朝食、休憩を取る。周辺の景色を眺めながら中の芝、上の芝と高度を稼ぎ神楽ヶ峰へ。苗場山の全容が見える。そこから鞍部へ下り、痩せた岩稜を登り返す。九合目からは壁のような急登が続く、登りきると突然視界が開け、山頂部に広がる高層湿原が、まるで別世界のような景色で広がっていた。黄金色に輝く草紅葉の中に転々と広がる池塘。木道の上をたどりながら散策し、日が傾くまでながめていた。

10/13 小赤沢コースを下る
 小屋の後ろに三角点がある。小屋のおじさんに記念写真を撮ってもらい、朝7時近くに出発。しばらく湿原の景色を堪能し、昨日とはまた違った景色に写真を撮りながら木道を行く。霜で滑りやすい。和山温泉の道と分かれ右へ。前前日の雨でぬかるんだ道が急斜面で岩場もあり、歩きにくい。早朝から日帰りで登って来る人たちと道を譲りあいながら、三合目の駐車場へ。さらにバス停まで谷沿いの道を1時間30分。思ったより時間がかかり、赤湯温泉で汗を流す時間や食事もできず、13時11分の津南行のバスに乗車。六日町の最奥の村=清水へ移動。巻機山の登山基地として民宿が5〜6軒あり、今晩の宿=泉屋さんにお世話になる。宿泊客は私たち3人だけであった。

10/14 巻機山(1967m)往復(井戸尾根コース)
 ロングコースなので、朝5時に朝食を済ませ、宿の車で登山口の桜坂駐車場まで送ってもらう。
 平日にもかかわらず、すでに10台ほど車が止まっており、準備をする人たちと前後しながら良く踏まれた道を行く。六合目の展望台からは、割引沢(ワリメキ沢)、ヌノビキ沢、その間をはさむように天狗岩が聳えているのを見ることができる。六合目から偽巻機山までは見晴らしの良い急登が続くが、やがて緩やかな下りで避難小屋に到着。湿原の中を30分ほど登ると巻機山の山頂に到着。心配していたお天気も快復に向かい、見晴らしも良くなってきた。新しく建てられた避難小屋で昼食、休憩。バイオトイレも中にあり気持のよい小屋であった。ゆっくり景色を見ながら下りにかかる。足元には草紅葉が、まるで黄金色に染まるキツネの毛のようにふわふわと風にゆれる様は、周囲の紅葉した山とマッチしてとても美しかった。今年は特に紅葉が綺麗なようで、ダケカンバの黄葉が印象に残っている。台風が上陸しなかったからとのこと。二山とも一番良い時期に登れた幸せを感じつつ長い道を下って行った。                             (堀田 記)

・日 程=10月11日(夜)〜15日
・参加者=有田みつ子・里見久子・堀田昌子(3名)
・コ−ス=苗場山 和田小屋(9:46)〜中の芝(12:10)〜神楽の峰(13:10)〜苗場山(15:00)
         小屋発(6:55)〜駐車場(10:45)〜バス停(12:40)民宿(泊)
     巻機山 登山口(5:45)〜六合目(7:35)〜巻機山(10:00)〜避難小屋(10:40〜11:15)〜六合目(12:50)〜
         登山口(14:30)民宿(泊)
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