但馬「氷ノ山(山スキー)」
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左=山頂と稜線  右=三ノ丸避難小屋
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笹で黒々とした稜線
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左=稜線途中から山頂  右=記念撮影
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快適に滑り降りる
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 今回は、仲間の山スキーデビュー山行である。第一印象が大事なので、雪不足で悩んだ末にアプローチの簡単な氷ノ山を選んだ。戸倉峠からのコースはトンネルの様子を見て、雪がなければ若桜氷ノ山スキー場から登ることにした。若桜氷ノ山スキー場は、インターネットでは辛うじて営業となっていたのだが……。
 新戸倉トンネルの路肩に多くの残雪があったが、傍の山肌にはほとんどない。古い地図と古い記憶で道路に合点が行かないので、峠からは入るのを諦めスキー場に向った。スキー場は閑古鳥が鳴いていた。リフトは止まり、ゲレンデは地肌が出ていた。何組かのパーティーがザックにスキーを付けて登り始めていた。仕方ない、我々もそうすることにした。雪面はクラストしていて、最後の急斜面はシビアな登りになった。登りきるのに1時間半もかかってしまった。稜線に出る細い尾根は、一部雪が融けて階段が出ていた。稜線に出てシールを装着。広い稜線は笹が出て黒々していた。アップダウンにはまらないようにトラバースで山頂直下まで進み、ひとがんばりで多くの山スキーヤーで賑わう山頂に着いた。
 暖かいので避難小屋には入らず、景色を眺めて一服とした。白い大山も見えた。鉢伏高原スキー場は黄色い地肌の無残な姿。
 待望の滑降はザラメで快適だった。トラバースルートよりさらに下に滑り降り、シールを着けて三ノ丸まで登り返した。細い尾根はスキーを担いで下りた。ゲレンデの雪は緩んでいた。誰もいないスキー場に各自のシュプールを描き無事終了した。
 リフトが止まっていたのが想定外で、デビューにはきつかったかもしれない。天気も良く、景色も良く、稜線漫歩は気持ち良かった。新人さんに気に入ってもらえただろうか、心配だ。(田代 記)

・日 程=3月21日
・参加者=荒川聖一・児玉庸助・田代妙子
・コ−ス=若桜氷ノ山スキー場駐車場(8:45)〜三ノ丸避難小屋(11:45)〜山頂(13:00〜13:50)〜
     若桜氷ノ山スキー場駐車場(16:25)
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