上州「至仏山・燧ヶ岳」
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尾瀬ヶ原
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中田代のニッコウキスゲ
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左=至仏山にて  右=燧ヶ岳(柴安グラ)にて
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 初めて訪れた尾瀬。ここは、湿原とそこに生息する様々な生物、そしてそれらを一目見ようとする人々であふれていた。まず、初日は山ノ鼻小屋まで入り翌日の至仏山へ備える。二日目、いよいよ至仏山への登山開始。ところどころハシゴが設置されたゴロゴロの登山道はすぐに森林限界となり、やがて振り返ると眼下に尾瀬ヶ原が広がるすばらしい景色。花の名山の誉れ高く、登山道脇には様々なお花が咲き誇る。高天原では、オゼソウ・タカネシオガマ・ムラサキタカネアオヤギソウなどが群落をつくっていた。ここから、ひと登りで至仏山へ到着したがさすが百名山、大賑わいである。山頂から小至仏山〜鳩待峠へと下山するまで、ずっと大渋滞で少々うんざりしたものの、それだけここが人気の山ということであろう。ここからは、今夜のお宿(元湯山荘)まで尾瀬ヶ原散策。牛首分岐あたりから、尾瀬名物の夕立に見舞われながらヨッピ橋方面へ。中田代までやってきた頃、一面のニッコウキスゲの大群落に出会う。世界が黄色になって揺れている。そう、この景色が見たくてここに来たんだもの……。感激も冷めやらぬまま元湯山荘へ到着。行程約11時間の長い一日であった。
 さて、正念場の三日目は「厳しいよ」と釘を刺されていた燧ヶ岳へ。見晴新道は延々と緩い登りが続く。まだかまだかと、変わらぬ景色に飽きはじめた頃、ようやく樹林帯を抜け岩場をよじ登って柴安グラへ到着。会津駒ヶ岳や日光連山が眺められ、今までの疲れも吹っ飛ぶ。いったん、鞍部へ下り俎グラへ登り返すも、昨日と違い出会う人もまばらで寂しいものだ。帰路は尾瀬沼へ向けて長英新道を下るが、またまた延々と続く変わり映えのしない登山道に辟易するが、やがて到着した大江湿原のニッコウキスゲの群落を目の当たりにし、急に元気になる御一行様であった。その夜は尾瀬沼ヒュッテに宿泊。皆さん笑顔で祝杯を上げ、最後の尾瀬の夜を満喫した。

・日 程=7月16日〜19日
・コース=16日 京都東IC→沼田IC→戸倉〜鳩待峠〜山ノ鼻小屋
     17日 山ノ鼻小屋(6:30)〜高天原(8:50)〜至仏山(9:50〜10:25)〜小至仏山(11:15〜11:40)〜
         鳩待峠(13:25〜13:45)〜山ノ鼻(14:30〜14:50)〜牛首分岐(15:25)〜ヨッピ橋(16:05)〜
         元湯山荘(17:00)
     18日 元湯山荘(7:25)〜見晴十字路(8:00)〜見晴新道(8:00)〜燧ヶ岳・柴安グラ(12:50〜13:05) 〜
         俎グラ(13:35)〜大江湿原(16:20)〜尾瀬沼ヒュッテ(16:40)
     19日 尾瀬沼ヒュッテ(7:10)〜一之瀬(9:20)〜大清水(9:55)→沼田IC →京都東IC
・参加者=千田英子・谷口正俊・公庄佳子・原田 毅・原田文美
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