第5984回 A 洛西「地蔵院~月読神社~松尾大社」(街歩き)
心配した雨も止んで、街歩きには最適の気候になった。京都の西の玄関口桂を歩いて六地蔵の一つ桂地蔵寺へ。六地蔵の中では一番大きく姉子地蔵と呼ばれている。麦代餅の美味しい中村軒の前を通った。桂川縁でNA氏から松尾大社のお祀りの神輿がここから川に入って舟で渡されると説明を受けた後、桂離宮の広い庭へ、月曜日はお休みでいつも並んでいる拝観の人も居なくて静かだった。桂下御霊神社は不運の人橘逸勢が祀られている。樹齢400年のムクロジは奇妙な形をしていた。9号線の千代原口から桂病院の坂道を上がって浄住寺まで少し長い距離を歩いた。浄住寺の参道と長い階段は緑が清々しいお寺だった。ここは隠れた紅葉の場所としても紹介されている。細川頼之が創建した地蔵院は竹林に囲まれた参拝客も少ない静かなお寺で私のお気に入りの一つだが、最近は外国人の参拝者も多くなった。庭には石清水八幡宮に向かって16の羅漢石が並んでいる。私達だけになったので暫くお庭を見ながら座り込んだ。なんと集合写真には背後霊の様に見知らぬ人が映り込んでいた。苔寺、鈴虫寺を通り過ぎて月読神社へ、安産祈願の京都最古の神社の一つで知られている。少し歩けば松尾大社に行ける。神社の名ガイドのSU氏が松尾の歴史から祀られている神様の詳しい説明を楽しく披露してくれた。平安時代は東の賀茂社、西の猛霊と並び称され、酒造りの神として崇敬されてきた。前を流れる川は秦氏によって古墳時代に作られたとか。松尾山の磐座がある谷から流れ落ちる滝は癒やしのパワースポットだ。また亀の井の水を混ぜて作られた酒は腐敗せず、延命長寿・蘇りの水として醸造家が持ち帰り仕込みに混ぜるとか。重森三玲の最晩年の作のお庭は有料なので今回は見送ったが、興味深い話を沢山聞けて有意義な時間を過ごすことが出来た。 (文;一瀬・写真;中川 敦)
・日 程=2024年10月28日
・リーダー=一瀬 サブリーダー=斉藤
・参加者=19名
・コース=桂駅(9:55)~(10:05)地蔵寺(10:18) ~(10:35)桂離宮~(10:45)桂下御霊神社~(11:45)浄住寺・空き地でお昼(12:25)~(12:30)地蔵院~(13:05)月読神社(13:20)~(13:40)松尾大社・解散(14:30)