第6027回 A 大原「三千院~音無しの滝~古知谷阿弥陀寺」(街歩き)

三千院御殿門 集合写真

















古知谷阿弥陀寺の楼門
桜が見頃で賑わっている京都市内を離れて大原の里へ、訪れる人も少なく静かな空気が漂っている。大原バス停から三千院へ向かう道を左折して宝泉院へ向かった。「大原問答」が行われた勝林院と後醍醐天皇・順徳天皇親子が仲良く眠る陵を訪れ、今日のハイライトの三千院を拝観する。このお寺で最も古い建物、往生極楽院のある有清園のお庭に降りると青々とした苔の鮮やかさが目にしみる。国宝・阿弥陀三尊像とほんの間近でお会いできるのがここの魅力で有り難いと思う。来月には花を咲かせるだろうあじさい園を通り、所々で見られる童地蔵の可愛い表情に癒やされながら広いお庭をぐるりと一巡りした。円融蔵で往生極楽院の創建当時の極彩色に復元された明るいブルーの船底天井の画を見ることが出来た。急な山道を登って音無の滝まで歩いた。多くの僧侶が声明の修行をしてその声が響いて滝の音が聞こえなくなったと。岩に白い模様を描きながら流れる滝を見ていると疲れも吹き飛ぶ。下りの足は全員早かった。寂光院の道の途中にある公園でお昼にした。古知谷阿弥陀寺へはバスの便が1日2本のみ。歩いてもらうしかない。旧道は高野川に沿っていて川のせせらぎを聞きながら中国風の楼門にたどり着いた。ここからさらに急な坂道を登り詰めた所に阿弥陀寺がある。800年生きた天然記念物のカエデの老木がとうとう1年半前に倒れてもう跡形も無いのを見ると寂しいが、お寺の方はたくさんの山野草を育てておられてカタクリの花が咲いていた。古知谷のバス停まで降りて帰りはバスを利用してもらおうと思っていたが皆さんの足が強力で随分早めに降りてきたので「歩きましょう」と言う声に励まされて大原バス停まで帰ることになった。本当にお疲れ様でした。例会後の疲れを癒してくれるビールと、とても美味しいコーヒを頂いたメンバーは疲れも吹っ飛んだ事でしょう。 (一瀬 記)
・日 程=2025年4月1日(火) 曇り時々晴れ
・リーダー=一瀬 サブリーダー=斉藤
・参加者=22名
・コースタイム=大原バス停(10:18)~(10:25)宝泉院~(10:30) 勝林院 ~ (10:40)後鳥羽天皇・順徳天皇陵~ (10:50) 三千院拝観(11:30) ~(11:50)音無の滝(12:10)~ (12:25)草生児童公園・昼食(13:00) ~(13:30)古知谷バス停 ~(13:40)阿弥陀寺拝観(14:10)~(15:00)大原バス停解散