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左=布引雄滝 右=布引雌滝 |
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左=黒岩尾根 右=長峰堰堤 |
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摩耶山山頂 |
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摩耶山は山頂まで交通の便がよく、老若男女が気軽に集う。また、ハイカーたちが多くのルートから登れる手近な山である。何と言っても、好天時の摩耶掬星台からの瀬戸内の展望は圧巻なのだから。我々も恩恵に欲すべきの山行で、お天気も良しだ。
阪急三宮から地下鉄一駅で新神戸駅で下車。標識に従い新幹線を潜れば、布引雌滝・雄滝を見て市ヶ原までハイキング道である。摩耶山への縦走路に入り、10分ほどで天狗道を右に見送り、地蔵谷を渡ると黒岩尾根への取付の標識がある。P.609まで急登で、おそらく雨ごとに山道は荒れることだろう。案内には悪路とある。距離もあり、アップダウンもキツイのか訪れる人は少なく、静かな山歩きが楽しめるのだ。P.659に着くと摩耶の電波アンテナ群が見え、瀬戸内海も見え出す。緩やかな気持ちの良い樹林帯で、地蔵谷に入るアドベンチャールートを右にやり過ごし、僅かな登りで広い台地の憩いの場に着く。テーブルや椅子が設置されている。それまで適当な休憩場所もなく、遅い昼食だが延ばした甲斐がある。山頂まで500m。山頂は樹林のなかに三等三角点がある。僅かで展望台のある掬星台だ。乗合バスやロープウェイで多くの客を送り込んでくる人気スポットなのだ。展望は申し分なく、関空・四国は霞んでいるが暫し楽しむ。余談ながら、掬星台で低い石垣の上、垣根の下を3頭のイノシシが必死に掘り返して餌を漁っている光景に出会う。それも真昼間、多くの人間が見ているなか恐ろしげもなく驚きだ!
下山は山寺尾根。急降下の連続で、雨天時は避けたい道だが丸太の階段等で相当整備されていて、転げ落ちるのを防いでくれ助かる。短時間で長峰堰堤まで一気に駆け下れるのが取柄のルート。堰堤から街の中を30分ほどで阪急六甲駅に着く。(北川 記)
・日 程=10月10日
・コース=新神戸駅(9:30)〜市ヶ原(10:10〜10:20)〜黒岩尾根取付(10:40)〜P.609(11:20〜11:30)〜
憩いの場(12:40〜13:20)〜摩耶山(13:30〜13:35)〜掬星台(13:40〜14:00)〜長峰堰堤(14:50〜15:15)〜
阪急六甲駅(16:00)
・リーダー=北川嘉康/サブリーダー=加来繁幸
・参加者=15名 |
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