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左=美しい樹氷 右=鞍部直下のモンスター |
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山頂で記念撮影 |
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大崩山の樹氷 |
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左=慎重に滑り始める 右=夫婦松から大崩山と猫岳 |
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今年は京都近郊の山も大雪で、雪深い飛騨の山に不安を感じたが、パウダーが滑りたいという仲間の一言で、計画どおり猫岳へ行くことにした。コースは入山者が多い久手牧場から第三尾根とした。
移動の土曜日、東海北陸自動車道は快晴で暖かかったのに、平湯トンネルを抜けると雪国だった。雪は夜も深々と降り続いた。
日曜の朝、雪は止んでいたが、山はガスに覆われていた。久手牧場入口の車止めに、我々が一番乗りだった。昨日のトレースが薄っすらと分かり、ラッセルは踝の上ぐらいであった。登るにつれてガスも上がり、青空が時々覗き始める。快晴になるかと思えばガスがかかり、また雪が降ったりと、天候は目まぐるしく変わった。樹氷は段々とモンスターになって、とても綺麗だった。2300mから乗鞍スカイライン上を歩く。膝上のラッセルになり、コースの中で一番エライ箇所になった。途中から大崩山と猫岳の鞍部をめざす斜面に入ると、雪が締まり歩きやすくなった。立派なモンスターを抜けて、強風とガスの猫岳山頂に立った。記念撮影を済ませ滑り降りようとした時、幕が開いたようにガスが晴れて、大崩山の樹氷や槍ヶ岳や笠ヶ岳が見渡せた。その美しさに歓声を上げた。
登りに時間が掛かりすぎたので、往路を戻ることにした。素晴らしいパウダーだった。樹林帯をクネクネ滑り、夫婦松に出た頃は快晴になっていた。振り返ると大崩山と猫岳が輝いていた。今日の猫岳の入山者は、我々だけのようであった。
牧場では数人のボーダーが、登っては滑りを繰り返し楽しんでいた。車止めで「わざわざ京都から猫岳に来たのか」と声を掛けられた。インターネットで、平湯の山々は有名な山スキーエリアとして知られていると答えた。景色も、雪質も、スケールの大きさも大満足の素晴らしいエリアだと思う。
「ひらゆの森」で汗を流し食事をして、18時30分に平湯を後にした。東海北陸自動車道が白鳥まで4車線化が進み、渋滞することなく、23時に京都に戻った。(田代 記)
・日 程=1月23日
・コース=久手牧場入口車止め(7:00)〜夫婦松(9:35)〜スカイライン(11:50)〜猫岳(13:40〜14:10)〜
夫婦松(15:30)〜車止め(16:30)
・リーダー=田代妙子
・参加者=4名 |
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