山城「喜撰山」
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宇治方面(天ヶ瀬森林公園の展望台から)
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左=喜撰山ダム湖(峠から)  右=天ヶ瀬ダム
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三角点前で
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 今日も晴れの予報で、終日穏やかな天気に恵まれた。9時に京阪宇治駅に予定者全員集合して歩き始めた。東海自然歩道のジグザグの道を仏徳山(大吉山)に登る、地元の高校生が走って上り下りの運動をしていた、また宇治市などよい展望台に立ち寄り、道そばにある132mの三角点にタッチして、朝日山にも登り志津川の集落に下る。これから登る池尾集落への生活林道は、昨年の夏の豪雨水害で通行止めのままで、入口から川岸や道路の破壊跡がまだ見られた。登るにしたがい、あちこちに山崩れや宙づりのガ−ドレールがあり、完全に道路が消失している場所では反対の山側に回りこんだ。聞いてはいたが、すさまじい豪雨の恐ろしさを見ながら峠に着き、満々と水のある喜撰山ダム湖を見る。これは揚水発電所の人造湖で、関西電力でも数箇所の一つで珍しく、発電出力が大きく(100万kw以上で喜撰山は半分ほど)、昼間の電力不足に備えて主に夜の余剰電力で湖に揚水する特殊な発電所である。湖の周囲は網で立入り禁止のため、網の横を急登して喜撰山の山頂に着く。山頂は広く樹林で、展望はほとんどなく、南北は急な斜面で、北の樹林の間からダム湖が少し見られた。
 三等三角点(416m)の前で集合写真を撮り、通り過ぎて林道まで下る。林道を東に進み、道の右下の谷一帯が宇治市の産廃投棄場所になっている。林道を進み、天ヶ瀬森林公園の山頂部入口にある案内看板で確認して下山する。途中の槙尾山展望台からの宇治市方面の展望を楽しんで、再び下山する。広い公園内には、東屋や観察小屋などがあるが、豪雨でひどく荒れたままになっていた。天ヶ瀬ダム上の林道そばの展望台からは、アーチ型のダムがよく見えた。ダムの通行が禁止されているため、このまま林道を歩き、志津川まで回りこんで宇治川に出て川の右岸を歩く。途中に、赤い観流橋の山側には宇治発電所があり、この水は瀬田川の南郷洗堰の先から導水路で喜撰山ダムの下を通っていて、それも大正の初め頃から使用されていると聞くと驚く。中の島への朝霧橋で解散する。喜撰山付近一帯は特徴のある山ではないが、型式の異なる水力発電所が見られるよい場所である(以前は申し込めば見学できたが現在は中止)。

・日 程=1月13日
・コース=京阪宇治駅(9:00)〜仏徳山(9:40)〜志津川(10:20)〜喜撰山(12:00)〜天ヶ瀬森林公園(13:40)〜
     宇治中の島(15:00)
・リーダー=萩原孝一
・参加者=12名
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