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左=タニウツギの咲く林道を行く 右=聖ヶ谷 一の滝 落差41M |
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左=峠にはたくさんの看板が 右=頂上付近の緑が美しい |
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地蔵杉山頂にてく |
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左=生々しいクマ剥ぎ? 右=急な尾根から舗装道に降り立つ |
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天気予報では、夕方遅くから強い雨と言う事だが、日中は曇り程度で山行には差支えないだろうと判断して例会を実行する。L.もメンバーも登り残している気になる山である。京都市内で集合して、国道162号線を鶴ヶ岡〜洞の集落まで至る。身支度を整え、タニウツギが咲いているしっかりした林道を進む。オオルリやミソサザエの鳴き声が聞こえて、何とものどかな山行の始まりであった。10分ほどで林道が大きくヘアピンカーブになったところから左岸の急斜面に割とはっきりした道が植林帯の中にジグザグに付いている。しかし、真新しいクマ剥ぎと思われる水々しい杉の皮剥ぎがあちらこちらに見られる。いつもなら煩くてあまり好まない鈴を、メンバーの一人が出す。古来より綾部方面との往来に使われたのか途中に地蔵様が置かれている。やがて、登山道は急斜面の登りからトラバース気味に進む傾斜のない広い谷の源流地帯に入り、少しの登りで洞峠に着く、登り始めて約1時間、軽く汗ばんだ感じの登りであった。峠には、山行記録等にはよく出てくる看板がいくつもたてられている。継続的に記念として建てられているのであろうが増え過ぎて塀の様にも思われる。峠から南へ、ブナの若葉が美しい広い尾根が続いている。新緑の緩やか尾根道を行く、小さなコブをいくつか越えて、本峰手前のピークは標高差150m登り100m下り又100mの登りで、やっと気持ちの良い新緑に包まれた頂稜部に至る。山頂での昼食の後、そのまま北東稜に入るのではなく少し戻って源流部の沢へ下り、標高750m付近で北東稜に踏みかえる。かすかなけもの道を頼りに下降を続け・680m付近から植林帯と自然林の境目に付けられた杣道跡を下る。途中、倒木や更新した幼木で不鮮明な部分もあるが急な小さな尾根道を見逃さず一気に下りると、洞の集落のはずれの道に出る。少人数で気の向くまま新緑の山を楽しんだ山行であった。
この季節ぜひお勧めのコースであるが、我々が歩いた源流部はしっかりした読図力が要求される割に、倒木が多く歩きにくく、あまりお勧めではない。(池野 記)
・日 程=5月18日
・参加者=3名
・リーダー=池野正明
・コース=洞〜洞峠〜地蔵杉〜北東尾根〜洞 |
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