12月に入っても暖かい日が続く、心配だけど街歩きには有り難い。同志社今出川キャンパス内には見応えのある煉瓦作りの建物が多くそれらを自由に拝観させてくれる。詳しいマップも入口でもらえる。ハリス理化学館はギャラリーになっていて「同志社のあゆみ」などが展示されていて、新島襄や八重さんが歩んで来た人生や関わった人達の事を学べた。この建物の西側にあるユン・ドンジュの碑は当校で学んだ朝鮮民族の詩人だが、戦時下不幸にも逮捕され獄死した若い青年を悼み、碑には今でも多くの花が供えられていた。高い塔がひときわ目立つクラーク記念館で写真撮影。この周辺を歩いて、薩摩藩邸が置かれていた同志社と並ぶ女子大は幕末という動乱の時代の表舞台の一つだったのがよく分かった。鴨川デルタの葵公園で昼食後、旧三井家下鴨別邸を拝観した。敬老パスで私達世代は無料でその他の方には500円支払ってもらった。一面の落ち葉と池そこに映り込む3階立ての望楼がマッチしたお庭を散歩して、この季節に来て良かったと思った。東一条通の3棟のブォーリス設計の京大寮へ、地元・M氏の案内で御陵と火葬塚に行き、日仏会館横のアルザス通りを初めて歩いて京都大学内の松陰縁りの尊攘堂へ。そこからすぐ近い重森美玲庭園美術館へ予約が取れなかったはずだ、玄関には外国人のお客様が並んでいた。鴨川に出て亀石を渡る、三本木通の立命館発祥の地、頼山陽山紫水明處、鴨川の流れと東山の眺望を味わって過ごした書斎。「布団着て寝たる姿や東山」(この句は服部嵐雪)最後は元銅駝美術高校に建つ化学技術の研究・教育の勧業の為置かれた舎密局の碑で解散となった。
今年最後の街歩きも無事終わって参加して下さった皆さんには、大いに感謝しています。
(一瀬 記)
・ 日 程=2023年12月8日(金)晴れ
・ リーダー=一瀬 サブリーダー=斉藤
・ 参加者=17名
・コース=(10:00)同志社大学~(10:53)同志社女子大学~(11:05)西郷隆盛邸跡
~(11:21)大久保利通旧邸跡~(11:35)鯖街道口石碑~(11:40)葵公園(昼食)(12:27)
~(12:30)旧三井家下鴨別邸(13:05)~(13:17)清風荘~(13:25)京大YMCA地塩寮
~(13:30)慶頼王墓~(13:32) 村上天皇皇后安子火葬~(13:42)尊攘堂
~(13:50)重森美玲庭園美術館前~(14:35)立命館草創の地~(14:40)頼山陽山紫水明處
~(15:00)舎密局跡 解散
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