左から、三十三間山頂上近くの草原 天増川をはさんで三重嶽の稜線を望む |
左から、能登郷跡付近の樹林 美しいブナ林を行く(大日〜三重嶽) |
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10月9日(土)は台風22号の通過を確認するため、1日出発を遅らせる。作戦はうまくいき、今津から水坂トンネルをくぐると青空が広がっていた。倉見の登山口から入山。暑さと荷物の重さに喘ぎながら、約3時間で三十三間山に登り着く。草原からは、三方五湖や若狭湾を真近かに望むことができた。風の影響か、低く枝分れしたブナの林やススキの原を通って能登越へ向かう。726mのピークにある電波塔はきれいに撤去され、大きな広場になっている。大日の三角点を踏み、能登郷に向け下山。この頃よりガスがかかり始め、急に暗くなる。道を間違え、標高差200mを支尾根通しに下る。能登郷跡でテントを張ると同時に雨が降り始めた。
11日(月)は本降りの雨の中を出発。送電線の巡視路に出るべく、下生えのない別の支尾根を登り返す。40分で稜線に戻る。ブナの巨木が並ぶ近江坂の道を進み、途中より三重嶽へ続く尾根に入る。樹林は少し若いようだが、台杉の混じる一帯の雰囲気は素晴らしい。昨日からシカの鳴き声が頻繁に聞こえてくる。900mを超えると、三重嶽の山頂部が見え出す。頂上は大きく刈り払われ、鈍色の琵琶湖が南東側に姿を見せていた。河内谷と合田谷を分ける尾根を下山。落合橋から林道をビラデスト今津まで歩き、天増川源流を周回する長い縦走を終えた。
・日程=10月10日(日)〜11日(月)
・参加者=5名
・リーダー=田代妙子
・コース=10日/上中→倉見〜三十三間山〜能登越〜大日〜能登郷跡(泊)
11日/能登郷跡〜784m峰〜三重嶽〜落合〜平池〜ビラデスト今津→近江今津
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