飛騨「日照岳北方1,746.1mピーク(山スキー)」
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 広島や東京で大雪が降っているのに、飛騨荘川は期待した新雪の形跡もなく満天の星空が広がっていた。7:30、荘川道の駅を出て、御母衣ダムを過ぎた牧谷の橋の手前に駐車する。8:30、スノーシェードの赤い梯子(横の残雪を登る)に一度取り付くが、他のルートを探ったりしたので、出発は9:00になってしまった。少し登ると三方崩山と奥三方岳が間近にあり、釣り尾根がとても綺麗に見える。初めのうちは快適だった尾根も1300m辺りで細くなり、木が邪魔をするので板を担いで登り、続く核心部の雪壁はザックに付けて乗っ越した。ここに1時間近く費やしてしまった。すぐに南からの尾根と合流して、別天地の穏やかなブナ林の尾根が山頂まで延びていた。山頂からどの山の眺めも素晴らしいが、やっぱり白山に一番強く引かれる。待望の滑降開始は今回も15時を過ぎてしまった。穏やかな尾根はあっという間に過ぎ、登った尾根の南側の細い谷に吸い込まれるように 滑り込む。クラストしている部分もあるが、パウダーもあり快適に滑れた。中程を過ぎた辺りからデブリが現れる。それほど古いデブリではなさそうだが、斜滑降も侭ならず、ほとほと疲れ果てた頃に堰堤が姿を現し、ますます緊張が高まる。目前に電線が現れスノーシェイド上に出たことに気付いた時は歓声を上げてしまった。緊張から開放されて充実感に満たされた。

・日程=3月6日(日)
・参加者=5名
・リーダー=田代妙子/サブリーダー=山崎大造
・コース=スノーシェードの赤い梯子(9:00)〜1380m雪壁(12:20)〜・1520m(13:20〜13:45)〜山頂(14:45〜15:15)〜
     谷源頭(15:35)〜スノーシェード(17:20)
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