湖西「荒谷山」
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 前日より強烈な寒の戻りがきた。高島駅を過ぎた頃から雪景色が美しく、太陽もサンサンと誠に申し分のない山行日和だと思った。だが、余呉湖あたりから雪が降ってきて視界を遮る。リーダーから荒谷山へ変更の伝達が出た。
 人家のない林道入口へは除雪がされておらず、50cm余りの積雪があった。RV車2台は雪を蹴散らして取付きまで走った。
 沢沿いを北へ進むにつれ積雪量が増してくる。湿った雪が重たく、ワカンが高下駄のようになる。ラッセルを交替しながら林道を進む。林道は崖から雪崩れて斜面になっている。ガードレールも頭を見せたり沈めたりしている。滑り落ちたら、5〜6m下の川へ転落しそうだ。腰を超える雪のなか、膝を使ったラッセルで階段をつくりながら進んで行く。小さなデブリも顔を見せていた。林道を離れ、急な尾根に取り付く。
 リーダーの「階段を壊さんように上がってヤー」との指示に、全員慎重に登って行く。やっと展望が開けてきたが粉雪が舞い始める。午後1時過ぎ、3時間余りが経過した所で風雪を避け昼食となる。どんよりした空模様、本降りになりそうな雪、ラッセル疲れの身体……。安全第一、撤退することになる。激しく降ったり、スポットのように晴れ間が出たり、変化の激しい天気だった。  下りはスピードを上げて、途中一本入れても1時間余りで降りてしまった。距離は短かった筈だが、けっこう体力を消耗した感じだった。残雪期には程遠い、厳冬期に近い登山は終わった。後日あらためて登頂して、40周年でお世話になった山々の観賞を試みたいと思う。

・日程=3月13日(日)
・参加者=11名
・リーダー:千田博之/サブリーダー:加来繁幸
 湖北「乗鞍岳スノーハイク」を湖西「荒谷山」に変更
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